実録・スズメバチに刺された!! その対処法とは!? その1

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小学生時代、よく野山を駆けまわり、夏にはクワガワ・カブトムシやらを採りに出掛けていました。

その日も池のそばにある山に登ってムシを探していたところ、友人の一人が“奇声”を上げながら少し離れた林の中から飛び出してきました。

見ると、全身を前後左右にクネクネと曲げたり伸ばしたり、両腕をグルグル振り回したりグニャグニャ揺すってみたりと、これまでに見たことのない“奇妙な踊り”を繰り返しながらこちらに向かって走り寄ってきたのです。

その光景を見た私たちは、どこやらの国の未開の部族のマネという彼の新しいギャグかと思って大笑いしていたのですが、実はスズメバチに襲われている最中”なのでした‥w

私たちのところに辿り着いたときにはもうハチの姿は無かったのですが、彼は「刺された!! 吸ってぇ!!」と訴えてきました。

その部位を尋ねると、(半ズボンでしたので)「右のおしり」・「太ももの内側の付け根」を指し示しました。
バックスタイルでの前かがみ、片足を浮かせ気味の“奇妙”な格好をしながら「吸ってぇ!!”」と‥ww

その姿を見て、みんな大笑い。www

加えて、彼の要求に応じて“そんな箇所”「チューチューして毒を吸い出している場面」を想像するだけでも笑えましたし、実際問題として、“そんな箇所”に口を付けるのは嫌だったので、その場にいた誰もが拒否しました。wwww

よって、私の彼への指示は“池に入って患部をよく揉め?”でした。

“毒”を出すために“揉みしだけ??”「右のおしり」・「太ももの内側の付け根」を、と‥w
(すると池に下半身まで入っていって、何やらバシャバシャと‥www)

結果、痛みも引いてきたのか、水から上がってきた彼の“患部”を皆で「あーココかぁー」と確認。

本人はもう意気消沈してしまっていてムシどころではなく「脱落」。ということで自転車に乗って独り帰宅‥でしたw

翌日あらためて見せてもらったところ、刺し傷は目立たなくなっていて、ちょっとだけ腫れが残っている状態でした。

当時の“治療法”‥「マキロン」で消毒、「キンカン」を塗る!w

 

スズメバチは最も危険な”イキモノ”

当時、昆虫採集においてはスズメバチの存在というのは当たり前で、目の前にいるお目当てのカブトムシの隣で樹液を吸っている‥。
なので手が出せない・・というのが日常の光景でした。

よって、とりあえず石を投げて追っ払ったり、(そのため)反撃を受けて逃げ惑ったり、網で一網打尽に捕まえて「死刑」というようなことも平気でやっていました。

さすがに群れているスズメバチを見たり、巣に出くわした際には「相手が悪い・・」ということで、そそくさと退散しましたが‥。


厚生労働省の人口動態調査によると2015年、「(X20-X29)有毒動植物との接触」による死亡者の総数が29名、そのうち「X23 スズメバチ,ジガバチ及びミツバチとの接触」が原因の死亡者は23名(男性20名・女性3名)となっています。

「X20 毒ヘビ及び毒トカゲとの接触」を原因とする死亡者が4名ですので、その危険度は圧倒的です。

また「(W50-W64)生物による機械的な力への曝露」が死因の総数が6名(「W54 犬による咬傷又は打撲」が1名「W55 その他の哺乳類による咬傷又は打撲」5名)ですので、もはやスズメバチ

“身近に存在するものの中では最凶のイキモノ”

と言ってよいでしょう。

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