上の画像は1000円札の拡大写真です。手許にある1000円札を見てみてください。
これは偽造防止のための「マイクロ文字」です。
更に1000円札には「NIPPON GINKO」と書かれた小さな文字も印刷されています。
みなさんは肉眼で確認できましたか?
無理だという方、偽札に騙されてしまう前に顕微鏡を使って確認しましょう!?
神秘のミクロの世界、お子さんの自由研究なんかにももってこいです!!
(画像出典 : えでぃ草子 ~遠州写真日記~)
身近にある顕微鏡で見たら面白いモノ
言うまでもなく、顕微鏡の性能によって見えるものが違ってきますので一概に「面白かった」という結果に辿り着くかどうかは分からないものの、「せっかく買ったのに‥」と宝の持ち腐れ状態になってしまっている方のために、まとめてみました。
お札のマイクロ文字印刷
1000円札だけではなく、2000円札、5000円札、10000円札の「秘密」を探すのが面白い。透かしの様子も面白い。照明を上から当てて見ます。
粉類 (その溶解と再結晶)
塩、砂糖、片栗粉、小麦粉、味の素、七味、一味、インスタントコーヒー、コンソメ、だしの素など。
その解け方と、それらが乾いて再結晶して行く過程が面白い。
雑誌・写真等の印刷物
普通のカラー印刷、インクジェットプリンター、写真などを比べてみると面白い。
紙
トイレットペーパー、ティッシュ、新聞紙、コピー用紙等々。
繊維の組み合わせの様子が面白い。
布
Tシャツでもスウェットでもパンツでも。
綿、絹、化繊等々、編み方などが確認できて面白い。
そこらの土
ダニや線虫などの怪物が間近に見られて面白い。
そこらの水
池や川、海、田んぼ、水溜りの水。アメーバ、ツリガネムシ、ミジンコ、ゾウリムシ、ケイ藻など、色んなプランクトンのリアルタイム動画を見ることができて面白い。
人間の細胞
これ、中学生時代に理科の実験でやりました。スプーンでほっぺたの内側を数回なでて、そこに付着した唾液を顕微鏡で見ると「人間の細胞」が見えます。
その他、髪の毛(毛根)、かさぶた、血液等々。
カビ
ミカンや餅などに生える青カビや、そこらじゅうにいる黒カビなど。
昆虫
複眼、脚、羽、隣粉。
植物
花粉。おしべ、めしべなど
果物、野菜、その他食べ物
表面、切断面など。イチゴの表面のつぶつぶ、茄子のヘタの裏側とか、ポテトチップスの表面とか。
「これから購入」という人へのおすすめの顕微鏡
顕微鏡の能力を決定する機能は、「2つあるものをしっかりと2つと見分けられているか」、「その見分けられたものが見やすい大きさに見えているか」、「そして見えているものがはっきり見えているか」、という「分解能」「倍率」「コントラスト」にある。
この顕微鏡の能力を決める3つの機能は、単独で成り立っているものではなく、それぞれ関わりあって成り立っている。
(OLYMPUS 顕微鏡の能力 その1 ~分解能と倍率~)
(クリックで画像が拡大します)
Nikon 携帯型双眼実体顕微鏡 ネイチャースコープ ファーブルミニ (日本製)
No.2
nikonのファーブル
というのをお勧めします。三万円程度ですが、専門家でも十分に使えるものです。ただし、実体顕微鏡ですので、細菌を観察などはできません。ただこのレベルになると対物×接眼の倍率が300から500倍必要でしょうから、10万程度のものになると思われます。中古で大学の実習顕微鏡などが市場に出ていると思われますので探してみてはいかがでしょうか。子供用の顕微鏡などはあまり買われない方がいいと思います。No.3
#2のお答えにあるように中古のNikonかOlympusの大学生用のものを買うのが適切です。
両社とも比較的な安価な入門者用(と言っても大学生)向きの商品を出しています。
生物を仕事にするのでなければ一生これで不自由しません。
両社ともレンズは入門者用から最高級まで基本的に互換性がありますし、躯体も初心者用から中級まで精度は同じです。
安価な商品を出している会社もありますが、大体機械部(もっぱら上下移動ネジ)の信頼性が低く、光軸もずれ易く「安物買いの銭失い」になることが多いです。
私も中学の時買って貰った(半分は小遣いを供出)Olympusのモデルをいまだに使っています。
五十年間一度もトラブルを起こしません。No.4
#2がおすすめのニコンのファーブルに1票
http://shop.nikon-image.com/front/ItemSummaryRefer.do?cateId=7300
私は二番目に安いものを高級虫眼鏡として愛用しています。
倍率は低いですが、双眼実体視(今はやりの3D)で見る微小な世界は見飽きませんよ。(教えて!goo「小学生(高学年)が使う顕微鏡はどれがよいか教えて」より。
興味のある方は一度、上記の「身近にある顕微鏡で見たら面白いモノ」に例として挙げたワード + 顕微鏡あたりで画像検索してみると、その面白さが実感できるかもしれません。
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