朝のニュース番組を見ていて思った。
大見出しが「また先生がわいせつ行為」。
画面の表示には「容疑者の○○教諭(38)」。
コメンテーターなるヤツらの解説の中で使われる言葉は「教師のレベルが」‥って‥。
先生‥? 教諭‥? 教師‥?
誰も何とも疑問に思わないのだろうか? と思った。
先生とは?
もともとの意味は「自分より先に生まれた人、先輩、年長者」。「ものをよく知っている人」ということで一応は敬称ながら、本来は教育とは何の関係もありません。
一般には、
・学問や技術・芸能を教える人。特に、学校の教師。また、自分が教えを受けている人。師。師匠。「国語の―」「ピアノの―」
・教師・師匠・医師・代議士など学識のある人や指導的立場にある人を敬っていう語。呼びかけるときなどに代名詞的に、また人名に付けて敬称としても用いる。「―がたにお集まりいただく」「―、お元気ですか」「鈴木―」
・親しみやからかいの意を含めて他人をよぶこと。
「ははあ―今日は宅 (うち) に居るな」〈漱石・彼岸過迄〉
漫画家も先生ですね。手塚治虫氏だけは私も「手塚先生」と呼んでますね‥。
中国では「ミスター」の意味でだれにでも「〇〇先生」をつけ、学校の先生は「老師」となります。若い女の先生でも「老師」だそうです。
教諭とは?
「(時間講師・嘱託と違って)教育職員免許法による普通免許状(または特別免許状)を有する、小・中・高等学校、幼稚園、養護・聾(ろう)・盲学校の常勤の正教員」。
となると、こちらが本来の意味で教育ともろに関わっている呼称でのようです。
だからといって「〇〇先生」ではなく「〇〇教諭」と敢えて呼んだりすると、きっと変わり者だと思われるのでやめておきましょう‥。
特に親御さんは注意!
話はそれるものの、大昔のボーイスカウト時代、キャンプの時にリーダーが「北極星」についての説明をしていました。その位置を変えない唯一の星なので太古の昔から道しるべとして利用されてきた、とか何とかいう話で。
その時、一人の親が割って入った。「北極星も位置を変えている」と。当時は分からなかったものの実際そうで、でも、それは一年や二年どころの話ではなく、何万年、何億年の話‥。
にしても、知ってるからってこういう場でわざわざ言うかね‥。
その時のリーダーの狼狽えっぷりと、「だれの親だ?」とざわついて、結局判明してしまった私のすぐ隣に住んでいた友人が可哀想に思えたエピソード、でした。
教師とは?
教師は精神的・概念上、学校の内外を問わず「教え導く者」という意味です。
例えば、教団などで宗教上の教化・指導をする人は「教師」です、ね‥。
一般には教師=先生・教員ながら、家庭教師は「家庭教諭」では当然、なく、「家庭教員」でもありません。
新ワード・教員とは???
学校と名のつく教育機関で、児童・生徒・学生を教育に直接教育する職務に就いている人のことを指します。
教諭以外の「非常勤講師」や「実習助手」など人々も含まれます。(国立学校では「教官」と言うそうです‥また‥もう‥ややこしい‥)
ややこしいついでに、も一つ、講師とは?
教諭又は助教諭に準ずる職務に従事する学校職員のこと。
常時勤務に服する常勤講師と常時勤務に服さない非常勤講師に分けられ、講師は一般的に臨時教員であり、公立学校の講師なら1年を超えない期間の契約で勤務する。
まとめるつもりがごっちゃごちゃ‥。
実はこの記事、「<先生・教師・教諭>、英語でなんていうのかな? 」と思って調べてみたところ、一まとめの「teacher」だったのがきっかけだったんですけどね‥。
日本語は難しいです‥。
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