セルライトって何?
ほんのちょっと昔にはセルライトという言葉など聞いたこともありませんでしたよね。
セルライト(Cellulite)はフランスで生まれた「Cellule(細胞)+ ite(鉱物)」の合成語と言われています。
日本において知られるようになったのは、1996年に日経産業新聞がセルライトを紹介する記事を掲載したことがきっかけだそうです。
美容業界・健康業界などの説明によるセルライトとは、脂肪細胞の一種であり、脂肪細胞が固くなり、そこに老廃物などがくっついてどんどん大きくなったもののことをそう呼ぶのだそうです。
そしてセルライトは、皮下脂肪がつく部分に主にできて凸凹とした見た目になり、またセルライトの特徴として食事制限などのダイエットでは除去しづらいというものがあるのだそうです。
時間をかけて、老廃物を取り込んで大きくなっているそうで、普通の脂肪よりも、除去しづらい特性があるのだとか。
そのため、セルライトを落としたいと思ったら普通のダイエットとは違う方法で
狙って除去しようとしないといけませんとしています。
が、医学的には、セルライトとされる肌の凹凸は、皮下脂肪が溜まっていきどんどん大きくなった脂肪細胞から分かれた線維芽細胞(軟骨細胞や造骨細胞、脂肪細胞になる基本的な細胞)が皮膚の方に引っぱられた状態に過ぎない、というのが一般的な見解です。
よって、セルライトと呼ばれている脂肪細胞も普通の健康な脂肪組織で、おしりや太ももなどの脂肪とその他の部分の脂肪と比べても、変形して固まってしまっているなどの構造の違いなどなく、実際にそのような特別な脂肪は存在しないことが確認されています。
結論、
セルライトとはなんら特別な脂肪細胞を指す呼び名ではなく、あくまでも肥大した脂肪細胞の肌の凹凸が目立っている状態のことをいう。
一般的なセルライト除去のマッサージ
足裏マッサージ
まず最初に、風呂上がりの足の裏のマッサージから始めます。
風呂上がりであれば普段は硬い足の裏も、柔らかくなっているはず?ということで。
セルライトと足の裏は、実は関係がなく、足の裏にセルライトができるということはありません。
“セルライトと呼ばれるもの”は脂肪細胞、なので足の裏に付くということはまず考えにくいため、あくまでも緊張をほぐして血行をよくするための足つぼマッサージのつもりで。
具体的な部位としては、土踏まずあたりを指でグリグリと押して、つぼ刺激しましょう。
足の裏が硬くて指でつぼを押すのはキツいという場合、棒やペンの裏を用いるなどして、押してみてください。
ご存じの通り東洋医学的にみると足裏には、ここは肝臓、ここは腎臓というような様々な反射区というものがあるので、仮に適当につついていても上手い具合にそのつぼを刺激してほぐすことになって、結果として健康になるかも??
ふくらはぎ・膝のマッサージ
まず、すねの部分には脂肪細胞はありませんので無視して、ふくらはぎ。
足首から雑巾を絞るようなイメージでふくらはぎまで揉みあげていきます。
ふくらはぎは下半身に流れた血液を心臓に送り返すポンプの役割を果たしている為、しっかりとほぐして機能を回復させれば血行が良くなり、上半身に血液が流れ、肩こり改善にも繋がります。
太もものマッサージ
マッサージの方法はふくらはぎと同様、雑巾を絞るように太ももの下の部分から上の方へ
セルライトを潰すイメージで、揉みあげていくとされています。
が、ふくらはぎと違って太ももの部分は、あまりにも太すぎます。
足裏の足つぼマッサージでさえでも指だけではキツかったのに、太ももを相手に自分自身の力のみでマッサージして揉みほぐそうというのには無理があります。
仮に、太ももの内側・外側などと分けて考えてマッサージしたところで、せいぜい「表面をなでている程度の効果しかない」だろうことは想像に難くありません。
疲れるだけです。無駄なことはやめておきましょう。
特に、セルライトのブツブツが気になるということで「潰す」などという無茶なイメージを持って自分勝手な判断でマッサージしたりすると、内出血を起こしてあざとなり、ただでさえ血行が滞っている状態なので永久に消えない恐れもあるので、良くありません。
ご注意あれ。
脚全体のマッサージ
いよいよ最後の仕上げとしての脚全体のマッサージなのですが、ここまでの過程においてセルライトが潰れるというような状況にはなってはいません。
ですよね?
にもかかわらず、結論としてのアドバイスが
「リンパ節の中でドロドロになっているセルライトを流す」とか「脚に溜まったセルライトを除去し体外へ排出」などという訳の分からないものとなってしまっているサイトが多数存在しているいうのが現状です。
一体セルライトのことをどう解釈しているんでしょうか‥??
それとも自らの商売に引っ掛かる客を狙った、わざとのガセ情報‥とか?
脂肪細胞を縮小させればセルライトは減る
いわゆるセルライトと呼ばれている凸凹の状態は脂肪細胞の肥大によるものなので、その大きくなってしまった脂肪細胞を小さくすることができれば、醜い凸凹を目立たなくすることができます。
現に、セルライトというものが男性よりも女性に多く見られるのは、もともと皮下脂肪が多いためです。
では、何をすればどうすればいいのか?
セルライトと呼ばれているものは普通の皮下脂肪と変わりないので、結局のところ通常のダイエットで充分ということになります。
皮下の脂肪細胞が縮小することによって、その凸凹が目立たなくなりますので。
楽して金も掛けずに美しい身体を求めるのは幻想
簡単に言ってしまえば、
物を食べずに運動していれば脂肪細胞が燃焼されるので、必ず、痩せます。
苦しい思いもするかもしれませんが、金も掛からず確実に痩せられます。
(かく言う私、20数年前に思い立って以降徐々に切り替え、今は一日一食、場合によってはゼロ食生活です。結果、高校生の時よりスリムで、一切の病気も無く、年齢よりも全然若く見られるオッサンです。オートファジーの恩恵を証明してますw)
と、言ってしまえば元も子もなく、一日三食、通常通りに好きな物を食べる生活を送る中で何とかならないものか‥と考えるのが普通ですね。
だとすれば、あとは金を掛けるしかないでしょう。
楽をして金も掛けずに理想の美しい身体を求めるというのはまさに幻想。
苦しい思いをするか、金をかけるか、どちらを選ぶかは貴方次第です。
コメント