スッポンの嚙みつき攻撃!!
何と言ってもスッポンの最大の特徴といえば、
《一度噛みつくと、雷が鳴っても離さない》
もはや「しつこい・執念深い」の代名詞ともなっている【噛みつき】です。
“噛む”といっても、ガブッときた後、ただそのままじっと噛み続けているわけではなく、その状態のまま甲羅の中に首を引っ込めようとします。
にしてもスッポン、何故、すぐに噛みつくのか?
で、何故、そこまで離さないのか??
相当に攻撃的で気が荒く、どう猛で粘っこい性格だから???
と思いきや、事実は全くの逆。
防御のための固い甲羅をもっていないため、ホントはとても恐がりで臆病な性格で、まさしく《攻撃は最大の防御なり》の実践、自らの身を守るための【噛みつき攻撃】です。
(実はこの性格が【スッポンは昼行性か夜行性か】の議論にも関連している。
「スッポンは夜行性、だからこそ夜釣りに出掛ける」、 「昼間は臆病を理由に水底でじっとしているだけ」、 「いや、安全な環境(養殖・飼育など)ならば日中に活動している」等々‥。)
ちなみに、エサだと勘違いして噛んでくるということもある、とのこと。
が、突き詰めるとそもそも、このスッポンの【噛む】という行動、他の動物と同様、単なる捕食行動なわけで?
食べ物を探している時に、動く獲物を見つけたので捕らえようとしただけ。で、これを毎日毎日何度もくり返さなければならないことから、体力温存の点においても「一度噛みつくと絶対離さない」と。
確かに、目の前にうろついている人間の指も“獲物の一つ”に違いないですね。(ジュラシックパークの世界、もしも恐竜に出会ったら”エサ”だと思われないように絶対動くな、というのにさも似たり。)
【噛みつき】の状態を維持することで身を守っている、とも。
つまり、例えば、もしも高いところから落下した場合、固い甲羅を持っていないため非常に危険だし、もしもその落下地点のそばに水気がない場所であったりすれば、即、命にかかわる事態に陥るから、と。
いずれにせよ、わざわざスッポンの方から【噛みつき】のために近寄ってくることはないそうなので、とりあえずは一安心。
なんにせよ、毒を持ってなくて良かった‥w
スッポンに噛まれた!!どうする??(その1)
さて、こんなスッポンに(何故か)ある日突然‥噛みつかれました!!
アナタなら、どうします??
“無理に引き離す”という行為は非常にマズいです。
“攻撃”されたと思ってますます力を入れて首を引っ込めてきます。
なら、どうすればいいの???
正解は【そのまま一切動かずに、じっとしている】です。
“攻撃”してこないと分かってもらえたから?
“エサ”ではないと気付いてもらえたから??
単に疲れてきただけ???
その理由はスッポン本人に聞いてみないと分からないものの、10秒ほど経つと【噛む】のをやめてくれます。
(参考 : アニメ「風の谷のナウシカ」のテト)
なかなか長く感じる10秒になりそうだけど‥?w
マニュアルとしては、これが正解。
もう一つ、マニュアル。
スッポンに噛まれた!!どうする??(その2)
【水に戻してあげる】。
慌てず、騒がず、そっと水中に戻してあげましょう。
すぐに【噛む】のをやめて、泳いで逃げていきます。
個人的には、その即効性からも、こちらのマニュアルを選びます。
(普通に考えて、冷静を保ったままスッポンの10秒間の【嚙みつき攻撃】に耐え続ける‥なんて無理でしょw)
なので、スッポンさん‥。
もしも私に【噛みつく】場合、是非とも《水辺にて》でお願いします。
最後に「巨大なスッポンが指に噛みつき、首を引っ込めようとするシーン」をご覧いただきましょう。
(ちなみに噛まれるのは《マネキンの指先》です)
(追記:2017/03/02)
残念ながら、ユーザーにより削除されました。
その他にもスッポンが噛みついている動画はありますが、ユーチューバーの金稼ぎのためのおふざけ動画にはリンクを張る気になれなかったので‥。
見て頂きたかったのは、実は恐がりのスッポン、「威勢良く噛みついたまではいいけど、逃げ出したくて思わず首を引っ込めてしまうというシーン」でした。
【巨大スッポンに指先噛まれる瞬間!!】 (←デッドリンク‥残念)
以上です。
コメント