そもそも完全食とは何ぞや?
そのまま文字通りに解釈すると【完全食=完全な食事】。
ならば、それだけを食べていれば生きていける???
しかしながら、その答えは、“NO”です。
完全食(かんぜんしょく)とは、健康を維持するために必要な栄養を豊富に含んだ食品、あるいは食事であるが、これだけを食べて健康を維持できるものではない。 (Wikipediaより)
つまり一般的に、
「完全食」=「完全栄養食品」=“栄養が豊富にバランスよく含まれている食品”
なんですね。
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完全食と呼ばれる食品の例と栄養素
卵 | たんぱく質、カルシウム、各種ビタミン類 |
牛乳 | たんぱく質、脂質、炭水化物、各種ミネラル、各種ビタミン類 |
ヨーグルト | 牛乳の栄養素+乳酸菌 |
さつまいも | カルシウム、カリウム、食物繊維、各種ビタミン類、ヤラピン |
キヌア | カルシウム、マグネシウム、鉄、各種ビタミン類 |
カレーライス | +肉+タマネギ+ニンジン+ジャガイモ等の合わせ技 |
バナナ | 炭水化物、食物繊維、たんぱく質、各種ミネラル、各種ビタミン類 |
ギョウザ | +肉+ニンニク+ニラ+キャベツ(白菜)+小麦粉等の合わせ技 |
玄米 | たんぱく質、炭水化物、各種ミネラル、各種ビタミン類、食物繊維 |
納豆 | たんぱく質、食物繊維、各種ミネラル、各種ビタミン類、ナットウキナーゼ |
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実際のところ、厳密な意味での《完全食》というものについては、
・そもそも完全食などというものは存在しない
・”母乳”は赤ちゃんにとっては完全食
・”ドッグフード”はペットの犬にとって完全食
・”牛乳”は完全食じゃなくて“準完全食”
・”カロリーメイト”こそ完全食
・完全食でも具だくさんでなければNG
などなど、賛成派・反対派入り乱れて議論されているようで、結局その基準は今のところはっきりしていないというのが実状のようです。
恐らく<完全>と言い切ってるところに問題があるんでしょうね。
なのでわざわざ“準完全食”などというジャンルまでをも用意してジタバタしているって感じ。
ということは《 栄養満点!!》などというキャッチコピーも“完全”にダメですよね?
“満点”=100点=“完全”なんだから。
以上です。
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