アメリカの正義が分からない・・
今、我らが日本国首相の安倍のパールハーバー訪問の報道をNHKで見ながら・・。
確かに日本軍は真珠湾攻撃で戦艦アリゾナを沈めました。
そして、あれこれあって、なんらの事前通告もない「奇襲攻撃」とされてしまいました。
この真珠湾攻撃でのアメリカ側の死亡者は約2400人。うち民間人は48~54人だそうです。
で、幼い頃から思ってるんだけどこのパールハーバー、諸事情はあったにせよターゲットはあくまでも軍人。
戦争である以上、どういう形であるにせよ「殺す者は殺される」が常識のはず。
となれば、アメリカ国民の怒りの矛先は、当時のハワイの現地時間12月7日の平和な日曜日の朝だったのにも関わらず、何らの警告も発せずに攻撃を掛けてきやがって汚い野郎だ、に尽きると思います。
対して、米軍。日本本土への空襲。六大都市、東京・名古屋・大阪・神戸・京都・横浜を始め、主要地方都市へも行われました。
これは当然、軍人vs軍人の戦いではなく、軍人vs民間人です。
例えば、「1945年3月13日 大阪大空襲 B29・279機。死者3115名(wikipedia)」。
軍人の死と民間人の死は重さが違うという考え方もあるようですが、【命】という計算においては、この一本の攻撃だけではるかに真珠湾攻撃の死者数は上回ってます。
そして、広島・長崎。
広島は当時人口42万人、死者、行方不明合わせて12万2338人。
長崎は、人口24万人、死者、行方不明合わせて7万3884人。
被爆後5年間の間に広島で20万人、長崎で14万人だそうです。
ちなみにですが、真珠湾攻撃の犠牲者の中に“子供“はいないそうです。
一方、空襲となればナチス・ドイツによるロンドン大空襲。
1940年9月から1941年5月までの約8カ月間、この空襲で亡くなった民間人の数は4万3000人以上にのぼり、100万人以上が家を失ったそうです。
これもまた、軍人vs民間人。
さらにナチス・ドイツはV2ロケットを主にイギリスとベルギーを目標として発射されました。
これまた当然、軍人vs民間人。
この点、米軍が日本にした仕打ちってのはナチと同じじゃないの?
もちろん、日本軍としても対中国での行動は? 等々、軍人vs民間人についての議論は多々あるにせよ、これほどに表だって女子供を含めた非戦闘員である民間人の無差別虐殺、太平洋戦争当時に米軍が日本に対して行った攻撃、これを肯定してるところが全く分からない・・。
取り急ぎ、以上です。
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