日本の伝統・文化に将来なし・・餅つき・なまはげ・除夜の鐘

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日本の正月の風物詩、餅つきが禁止だそうな。ノロウィルスによる感染が怖いからってことで。こういうことを言い出すヤツってホント、本末転倒、アホ丸出し餅つきを滞りなく行うために、如何にしてノロウィルスを防ぐか?と考えるのが頭の良いヤツの発想。

なまはげも風前の灯火、絶滅寸前。「幼児虐待」なんだとか。まあ確かに、権威と恐怖と威圧感を持って無理矢理こどもにいうことを聞かせるなどという行い自体は実に前時代的で褒められた行為ではないけれど。なまはげがくることに備えて、家の中を掃除したり準備するのが面倒だということもあって、今では秋田県人の10数軒ほどが受け入れているだけだそうな。お面も優しくして、子供と一緒に宿題をやるって・・。でもまあ、秋田県人がこんな伝統・文化必要無いと考えているってっことで近い未来絶滅ですな、なまはげ

除夜の鐘がつけなくなった。近所から「うるさい」との苦情が来るため。やめてしまったお寺もあるそうながら、苦肉の策で除夕の鐘というのを始めたところなかなか人気があるそうな。コミュニーティーにおいての新たな重要な行事としてスタートを切ったということなのかもしれないけれど、情緒もクソもないし、そもそも伝統も文化はすでに破綻しとるね。



二宮金次郞の銅像が、歩きスマホを連想させるとかのクレームがついて、「座って本読む金次郞の銅像」が2016年3月1日栃木県日光市・南原小学校に登場したとか。

節分の豆まきでは、豆の代わりに紙を丸めた紙玉を代用するんだとか。誤嚥事故防止とアレルギー対策なんだって。アホか。謝って紙玉を飲み込むことはエエんかい。アレルギー対策ってどういう意味?? 節分の日にしかしてないのかよ? ま、もはやくだらな過ぎて勝手にやってくれってことで、どうでもいいけど。


あらためて考えると、大昔のお正月、何をして遊んでたか? を考えてみた。すごろく、かるた・百人一首(坊主めくり)、凧あげ、羽根つき、福笑い、めんこ、お手玉、コマまわし 等々。現在ではほぼすべて絶滅でしょう。

ふと思い出したけど、深夜0時、その途端にNHKも民放も番組は「ゆく年 くる年」だった。今もなおNHKだけは続けていますね・・。

そして元日、民放は各局競い合っての初詣の生中継だった。なんだったんだろね、これ。明治神宮が何万人とか、ヘリまで出したりとか、何だったんだろ?  当時の大人どもは何を考えてたんだろう? 全く意味分からんな。

その後、恒例の隠し芸大会みたいなもんが、2日に渡って繰り広げられるという、今にしてみると考えられないつまらなすぎる狂気・・。昭和・・。なんか日本人皆が同じ船に乗ってた(乗せられてた)という実に平和な時代。



日本人は歴史も伝統も文化も平気で壊す。そして、その新たな流れを抵抗なく受け入れる。明治維新の頃から、すでにそう。

そうながら、現代、あまりにも生活スタイルの分化が進んでしまってしまっている上に、これほどまでに日本の伝統・文化の軽視と破壊の流れが続く現状、今の子供達にとっては、このような日本に生まれてしまって可哀想としか思えない。

日本の正月、正月ですら正月らしくない日常生活が当たり前になってしまっている彼らにとって、日本人としてのアイデンティティというのはどう形成されるんだろ? こんな時代に何も考えずに産み落とした親どもはちゃんと彼らにその旨どう伝えているのだろうか?



 

 

 

 

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