松本伊代と早見優が線路内立ち入りで受けた書類送検って何? 逮捕との違いは?

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京都有数の観光地である嵐山、松本伊代(51)と早見優(50)が2017年1月13日13時過ぎに、京都市右京区嵯峨野々宮町のJR山陰線の嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が走る線路内に無許可で立ち入ったとして、京都府警右京署が10日、鉄道営業法違反の容疑書類送検したことが明らかとなった。

関西ローカルの旅番組『クチコミ新発見 !旅ぷら』(読売テレビ 日曜午前10時55分)のロケで京都を訪れた際、ロケ2日目に無断で線路内に侵入し、撮影したツーショット写真を松本伊代が2017年1月14日に「そうだ、京都へ!」と題されたブログのエントリーに投稿した。(現在、既に削除済み)

「京都、竹林の道の途中踏切で優ちゃんとパシャリ」

「その瞬間踏切が鳴り、慌てて逃げる2人」とコメント。

 

この行動に対してネット上では「常識を疑う」「危険すぎる」「線路内への進入は禁止だろう」「鉄道営業法違反逮捕の可能性」「電車の遅延原因になるからマジヤメロ」等の批判が殺到して大炎上

松本伊代は翌日すぐに投稿を削除するとともに、更に翌日謝罪コメントを掲載。

「この度は、私の不謹慎な行動にてご迷惑とお騒がせをいたしまして大変申し訳ございませんでした。」



書類送検って何だ?

実際ニュースでよく耳にする書類送検、結局どういうものなのか?

書類送検(しょるいそうけん)とは、刑事手続において、司法警察員が被疑者を逮捕せず、または、逮捕後釈放した後に、被疑者の身柄を拘束することなく事件を検察官送致(送致、送検)することを指す、主に報道で用いられる用語である。「書類送付」「捜査書類送付」などと表現されることもある。

検察官送致の一種で、被疑者の逮捕・勾留の必要がない事件や、被疑者が送致以前に死亡した事件、公訴時効が成立した事件の被疑者が判明した場合などで行われる。(wikidedia)

ポイントとしては、「逮捕せず」。

よって「松本伊代、逮捕!!」などいうタイトルで記事を掲載してはしゃいでいる管理人は無知

逮捕との違いとは?

逮捕とは、警察が「逃亡をするおそれがある者」について逮捕状に基いてその容疑者の【身柄を拘束すること】指します。

これに対して書類送検とは、警察署での取調べが終わった後、その捜査結果を検察庁に送ること】です。

つまりは、実はまったく別次元の話なのです。

【身柄を拘束】されていようがなかろうが、調書を取られた以上は検察庁には書類送検されます。

逮捕されていれば身柄送検】、そうでなければ書類送検】となります。

要するに、犯した犯罪の内容は同じということです。

「前科は‥?」 「付きません」

前科までの流れとしては、

検挙(【身柄を拘束】する場合は逮捕)→書類送検→起訴→裁判です。

実際に検察官によって起訴されて裁判となり、裁判官の判断で有罪判決が出たならば「前科一犯」



犯人逮捕は一般人でもできる!

実は貴方も逮捕をできることを知っていましたか?

これを私人逮捕といいます。

「現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる」(刑事訴訟法第213条)。

簡単にいうと、目の前で犯罪が起きた時、現行犯であれば一般人でも逮捕ができます。

警察への通報やその到着を待つ余裕がない緊急性を要する場合、犯人を逮捕することができるのです。

例えば、ひったくりとか痴漢とか。最悪、人が刺された場面に出くわして血だらけのナイフを握っている犯人と目が合ってしまった‥だとか?

とりあえずまあ、知っておいて損はないかと。

まとめ

ニュースでよく目にする「逮捕」「書類送検」「身柄の拘束」の有る無しの違いだけで「同じ犯罪」です。

なので、マスゴミどもによる情報操作、インパクトの強い逮捕とあらば鬼の首を取ったように恥を知ることも無くやたらと強調して情報を垂れ流し、書類送検となればただの一つのニュース扱いって‥。

おかしいでしょ‥。

貴方が決して操られないことを祈りつつ‥。


追記 : 2017/03/17

この騒動で注目され、見物客が殺到。
線路内への立ち入り・撮影はやっぱり外国人が多いみたいだけど。
この外国人たちを見に行くという日本人が増えたりして。

追記 : 2017/03/22

起訴猶予。

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