バブル時代とは、1980年代後半から1990年代初頭の好況期のことを指します。
バブル期とも呼ばれます。
「景気は好況と不況を繰り返して循環する」とされていて、これを「景気循環」と言います。「景気変動」・「景気の波」とも言います。
戦後の「景気循環」にカウントされている第11循環、1986年(昭和61年)11月~1991年(平成3年)2月までの景気の好況(拡張)局面がバブル景気とされる時期です。
平野ノラって何者? 何歳なの??
平野ノラ
本名 平野 千秋(ひらの ちあき)
生年月日 1978年10月20日
出身地 東京都葛飾区
血液型 AB型
身長 162cm
出身 ワタナベコメディスクール13期生
事務所 ワタナベエンターテインメント
公式サイト 公式プロフィール
1986年~1991年のバブル時代には「8歳~13歳」の子供いうことになりますね。
とすると、実体験もしていないはずのネタ作りが気になるところ。
Wikipediaの情報によるとネタを作るに当たっては、バブル時代の関連本と本人のわずかな記憶を頼りに「あぶない刑事」「柴門ふみの作品」「ホイチョイ・プロダクションズの作品」「1980年代の曲の歌詞」などを参考にしているそうです。
以下は想像となってしまうものの、きっと当時を経験している先輩たちにも協力を求めてのネタ作りではないのかなと思います。でなければ、当時を大人として経験した自分でさえ知らなかったネタが出てくるわけがないと。
いずれにしても、相当の努力と苦労で完成されたネタであることは伝わってきます。
ただしまあ、「しもしも〜?」をはじめとして「ぶっとびー!」「おったまげ!」「ワンレン・ボディコン・舘ひろし」などは、当時を知る我々にとっては「そうそう、懐かしいなぁ」程度の笑いでしかなく、いわゆる一発芸の範疇。二度目には笑えない。
何より、当時を微塵も知らない若者たちが何故笑っているのか?が全く分からない‥。
と思っていたところ、五十音の一文字を言われたら、デヴィ夫人が言いそうな言葉で返すというネタ、「バブリーしりとり」なるものも開発しています。
が、頑張ってはいると思うものの、テーマがやはり「バブリー」ですからね。
若者たちはデヴィ夫人の存在もそのキャラ設定も知ってはいるものの「バブリー」とは一切無縁。何の実感も共感もないけれど、今時の子らしく空気を読んで、ここは笑うところだから笑っている。それだけでしょう、きっと。
やっぱりそのネタの対象となるのは、当時を知る我々だけとなってしまっています。
こうなると平野ノラ自身、今がまさにバブル景気で、いずれその泡ははじけてしまいますね、たぶん、きっと。
恐らくは「お笑いの総量規制」をきっかけに? (笑)。
「アッシー」「メッシー」「ミツグ」「キープ」「本命」
バブル当時の女性にとって「都合のいい男ども」の代名詞を紹介します。
アッシー(アッシー君)
アッシーとは、女性が自らの“足” (車・タクシー・電車・バスといった交通機関=移動手段)として考えている男性のことを意味していました。
女性とアッシー君の間には恋愛関係どころか、友情関係すらもありません。
仮に友人としての付き合いがある場合でも、自家用車で送り迎えをさせる「単なる足代わり」という意識のほうが強い場合にはアッシーとして認定されます。
メッシー(メッシー君)
メッシーとは、食事 = 飯(メシ)、この場合は特に外食を指しており、女性に食事を奢る男性の意味です。
女性にとってメッシー君は、暇なとき食事に付き合ってくれて、ただそれを奢ってくれるだけの男性。
男性が食事以上の関係を望んでいるか否かは考慮されません。
ミツグ (ミツグ君 )
ミツグとは、「貢ぐ」、好きな女性に気に入られようと金品・物品をせっせと贈らされる男性のことです。
ミツグ君もまた、貢いでいる女性と特に深い仲ではありません。
多くは単に「貢いでくれる男」として、嘲ったり蔑んだりの思いを込めて呼ばれていました。
キープ(キープ君)
キープとは、女性が結婚を希望している男性とうまくいかなかったときのための予備として、もしくはその男性の苦手分野を補完するための便利屋として扱われる男性たちの総称です。
キープ君は女性にとっては恋人未満の付き合いでしかなく、複数存在することもあります。
予備としての存在の場合は、第二の恋人候補であることから女性が結婚を希望していた男性と別れた後に新しく恋人に選ばれ、そのまま結婚へと向かう可能性もあります。
便利屋としての存在の場合は、車送迎や飲食費の負担、金品・物品の贈呈などの行為で自らの得意分野をアピールし、女性との交友関係をより深めることができます。
何もキープ君はバブル期の日本にだけ生息していた特殊な生き物というわけではなく、現在においても英語で「back-up partner (バックアップパートナー)・standby lover(スタンバイラバー)・ spare-tyre lover(スペアタイヤラバー)」と呼ばれる意中の彼氏との破局に備えた男性が存在することが判明、2014年にイギリスで行われた調査では半数の女性がバックアップパートナーを持つと答えています。(Mail Online)
本命(本命君)
本命(ほんめい)とは、いわずもがな、結婚を意識した最も有力視して真剣に付き合っている男性のことです。(注 : 本命≠ (ほんみょう) ≠ 本名(ほんみょう))
もともとは競馬・競輪などのレースで優勝が予想される第1候補の意味。「本命馬」。
政治での選挙戦や企業の出世競争でのトップが予想される最有力候補、受験校選びに際しての第1候補、「本命チョコ」など、最も望んでいる(望まれている)対象の意味として転用されるようになりました。
バブルがはじけた日
バブルは、1990年(平成2年)3月27日、当時の大蔵省から金融機関に対して行われた行政指導である総量規制によりはじけ、崩壊しました。
総量規制とは、本当の目的としては、あまりにヒドい行き過ぎた不動産価格の高騰を沈静化させようとして出された「アンタの会社の不動産向け融資の伸び率を、総貸出の伸び率以下に抑えよ」という政策でした。
何のこっちゃ?
この説明についてはweb上、どこのサイトを見ても結局よく分からないものばかり‥。
なので以下、この[「総量規制とは?」界]においての[「簡単にいうと」解説]のトップ、「本命」を目指してみたいと思います。( ̄Д ̄)ノ オウッ
総量規制とは?
「簡単にいうと」、その背景として当時は好景気ということでお金がジャブジャブ状態。それをどう活用していいか分からずに使い道として(主に)不動産や株式の購入を選択、とにかくお金を持っている者は使いまくっていました。
価格が上がりそうとなれば誰もがそこにドンドン投資、買いまくります。
競争市場においての需要と供給。結果、当然ながら値段は高騰。
例えそこに実質的な価値が伴っていなくても‥。
この流れに目をつけた銀行、その他金融機関は、誰にでも資金を貸しまくり。
本来なら担保としては危うい案件に対しても「借りてくれ、もっと借りてくれ」と。
このような事態を受けて時の政府(当時の大蔵省銀行局長が土田正顕、大蔵大臣は橋本龍太郎)は考えました。
「不動産の取引に必要だからって大金を貸しまくってるけど、その他の分野への融資の比率からみると異様に片寄りすぎじゃない?
そんなことするから不動産への投資が増えて、不動産価格が上がり続けるんだよ。
で、それって適正なことだと思う? 思わないよね??
よって今後は、不動産向けの融資を減らして、その貸し出しの割合を全体の融資の伸び率以下にしなさい。これ、命令。」
ということで出されたこの行政指導のことを「総量規制」といいます。
貸していた側の銀行等の金融機関は、そりゃ焦りますわな。
こんな規制が掛けられると、「もう貸せない」。
どころか加えて、実質的には何らの価値のないものの購入にもお金を出しまくっていたこともあって、とにかく「早く返せ」となります。
いわゆる「貸し渋り」・「貸し剥がし」です。
・貸し渋り ‥ 企業の財務や経営状況の良し あしによらず、金融機関が新規融資や継続融資を渋る状態をいう。
・貸し剥がし ‥ 融資先企業が契約の約定通りに債務履行しているにもかかわらず、約定期間中に、金融機関から追加担保や融資返済を迫られる状態で、貸し渋りよりも融資態度は厳しい。
(参考 : コトバンク)
こうなれば、もはや借りていた側としても、誰も彼もが悲惨な状況となったというのは想像に難くないでしょう。
この誰も予想していなかった急激な景気後退の波、これがバブル崩壊です。
「そして、誰もいなくなった」 by アガサ・クリスティ
「アッシー」「メッシー」、今ではどんな言葉に置き換えられているんだろ? と思って調べてみても該当するものはなく、すでに死語として葬り去れているようです。
バブル崩壊を経て時代が厳しくなり、彼らの存在そのものが今や昔、消滅した模様。
きっとナウなヤングたちにはそんな余裕もないだろうし、「そんなダサいことやってられるか」ってなもんなんでしょう。
ま、それ、正解。
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