「車いす対応トイレ」とは、読んで字の如く、「段差のないフラットな作り」「引き戸」「車いすを回転するのに充分な空間」「「可動式跳ね上げ手すり・固定式L型手すりの設置」等々、「車いすを使用しているヒトたちへの配慮がなされたトイレ」のことです。
一方、「多目的(多機能)トイレ」とは、「みんなのトイレ」、「だれでもトイレ」。車いす使用者の利用に加えて、「簡易ベンチ・ベッド」・「オストメイト対応の設備」・「おむつ替えシート・ベビーチェア」などの設置で、高齢者、内部障がい者、子ども連れなど「多様な人たちによる利用を可能としたトイレ」のことです。
世間の風潮、近年、公共施設として「バリアフリー」やら「ユニバーサルデザイン」やらを謳った、「お上からの通達」に従っているだけの“実際にはなんも分かってないくせに治世を担っているつもりの小童役人たち“によって「多目的(多機能)トイレ」が街中に急増しています。
で、そのトイレの入口には、大抵、
「どなたにもご自由にお使い頂けます」
「どなたでもご利用ください」
などという表示がなされています。
これが大問題。
実は「どなたにも」「どなたでも」じゃダメなんですよね‥‥。
と、その前に、上記、「オストメイト」ってご存じですか??
「オストメイト」って何だ??
「オストメイト(Ostomate)」とは、事故や病気などによって消化器官や泌尿器管が損なわれたことによって、「ストーマ」を造設した「人工肛門保有者」「人工膀胱保有者」のことをいいます。
「ストーマ(ストマ : stoma)」とは、便・尿を排泄するために腹壁外に造設された排泄口(人工肛門・人工膀胱)のことです。
機能しなくなった通常の排便・排尿の経路の代わりとして、腸や尿管を腹壁の外に引き出し、管の内側を折り返すことで増設されます。
この「ストーマ」を持っているヒトが「オストメイト」となります。
(ピクトグラムで言うと、冒頭の画像の下段・中央にある「腹部に十字マーク」です)
人工肛門保有者
“コロストメイト” = “「結腸」ストーマ “(コロストミー : Colostomy)の保有者。
“イレオストメイト” = “「回腸」ストーマ “(イレオストミー : Ileostomy)の保有者。
人工膀胱保有者
“ウロストメイト” = “「尿路」ストーマ “(ウロストミー : Urostomy)の保有者。
「コロ・イレオ・ウロ」
オストメイトである人たちの間では、簡略化した表現「コロ・イレオ・ウロ」という表現が用いられているそうです。
余談ながら、以前、福祉関連の施設に勤めていた際の職員会議にて、「ジヘイさん」という言葉が平気で使われていました。
この表現、最初は何のことか分からなかったものの、後ほど真の意味を知った際にはそれなりのショックと大いなる違和感を感じました。
「ジヘイさん」とは、「自閉症の利用者さん」のことです。
福祉職員どもよ‥。
当たり前のように普段使用している諸々のその「隠語」。
当事者、もしくはその身内の前でも堂々と使えるのか??
「コロ・イレオ・ウロ」も「隠語」。
当事者、もしくはその身内が「略語」として使っているということならばともかく、第三者は使うべきではないし、ましてや福祉職員どもなんかは絶対使っちゃダメです。
「どなたにも」「どなたでも」の表記の害毒
「どなたにも」「どなたでも」の表記となると、我々「健常者(?)ども」も「だれでも」のうちに含まれてしまいます。
これをイイことに、女子高生どもは学校帰りに着替え場所として、バカップルなんぞはラブホ代わりに利用とか‥。
(追記 : 2020年6月9日、アンジャッシュの渡部建が複数の女性と関係を持っていたことを認め、出演する番組への自粛を申し出ました。で、渡部建が密会場所に指定したのは「六本木ヒルズの地下駐車場の多目的トイレ」だとのこと。
・「彼は私のことを“性のはけ口”くらいにしか思っていなかったんでしょうね。せめて一人の女性として扱って欲しかったと思います」
(当人のコメントww 嫁がいるのを分かってるくせにヌケヌケと‥www)
その他、ネット上でのコメント。
・「高級なホテルで密会してれば、週刊誌に出なかったかも」
・「相手女性をモノ扱いしてるし、愛情はなさそう。奥さんからしたらまだましかな…」
・「ただの性欲のはけ口だったなら、希ちゃんに許してもらえるかも?」
そういう問題では無いんだけどねー‥。
(参照 : 渡部建「多目的トイレ不貞」と原田龍二「4WD不貞」の印象格差))
この「だれでも」を拡大解釈して、というか濫用・悪用して「多目的」にやりたい放題。
こういうアホどもは我々ニンゲンとは違う別のイキモノとして除外するとして、本人としては悪気の自覚が無いままに、というパターンもあります。
多目的トイレの使用について・・・身障者の方・・・(yahoo知恵袋より)
【混んでいるという理由で多目的トイレは使用してはいけないのでしょうか?】
「健常者(?)ども」は“原則”、多目的トイレを使用してはいけないでしょ。
当たり前でしょ。
ましてや「混んでいる」という理由なんかでは当然に。
そんなことも分からないの??
【入る時に彼女の姿が見えていたなら、混んでいても普通のトイレを使いますが、多目的トイレであり、身障者専用トイレではありません】
「入る時に彼女の姿が見えていたなら、混んでいても普通のトイレを使います」だぁ???
要するに「切羽詰まった状況下、漏らすわけにはいかない為やむを得ず」ではなかったわけで。
なら、テメエ勝手な理屈なんか吐いてないで、最初っからその混んでいる普通のトイレの列にちゃんと並んどけよ。
常識だろうが、こんなこと。
「多目的トイレであり、身障者専用トイレではありません」って‥。
そもそも多目的トイレの存在意義やら、その対象者といった基礎の知識が全く欠如してるよね‥‥。
【「どなたでもご使用いただけます」の権利を主張したいと思うのであって】
「どなたでも」の「権利を主張したいと思う」‥。
クルクルパーなんだろうか? コイツの頭は‥。
(参考過去記事 : 【問題提起】「”被障害者”」ならどうか?? – 「障害者」の呼び方・表記について)
「多目的(多機能)トイレ」という表示の問題点
その一例として、
第2次静岡市総合計画では、『多目的トイレの充実』を目標に掲げ、「車いす対応トイレ」を多くの方に快適にご利用いただけるように、多機能なトイレ整備を進めていきます。
また、静岡市の施設を設計・建設する都市局建築部では、『静岡市ユニバーサルデザイン行動計画』に基づいて「多目的トイレに関する整備方針」を定め、市民のみなさんが頻繁に利用する施設に 利用者ニーズに沿った「多目的トイレ」の整備を行っています。
(U/Bぷら)
「車いす対応トイレ」と「多目的(多機能)トイレ」を一緒くたに扱ってますね。
そして、
国の利用実態調査では、車いす使用者の約 94%の方が
多目的トイレで待たされた経験があると回答し、車いす
使用者などの障がい者だけでなく、高齢者、子ども連れ
などによる利用が集中して、使いづらくなっているとい
う指摘をしています。
車いす使用者は、広いスペースが必要なので多目的トイ
レを使用しています。一般のトイレを利用できる方が、
多目的トイレを長時間利用することは控えましょう。
(福祉のまちづくりの取組)
これまた、「一般のトイレを利用できる方」でも「だれでも」、「短時間」であれば「多目的(多機能)トイレの利用は可」という流れで話が進められています。
じゃないんですよね‥根本的に。
上記、本来の「多目的(多機能)トイレ」設置の対象者のうち、高齢者、オストメイト、内部障がい者、妊婦・子ども連れのヒトたち‥。
確かに我々「健常者(?)」向けのトイレの利用においては、きっと不便で面倒、大変なことも色々あるんだろうなことくらいのことは(脳内ながらも)分かりますが、それでもなんとか利用は可能なはず??(ということも多いはず???)
でも、車いすの使用者たちにとっては、もう「ソコしかない」んですよ。
なので、やはり、「一般のトイレを利用できる方」は「だれでも」、例え「短時間」であっても「多目的(多機能)トイレの利用は不可」を“原則”にすべきです。
ホントにソコが、車いすの皆さんにとっての「最後の砦」なんですから‥。
(参考 : 「大便 漏らした 知恵袋」)
ユニバーサルデザイン。ユーザビリティ。アクセシビリティ。
「多目的(多機能)」のトイレ設置の実現そのものに満足感‥??
本当に必要としている人たちへの配慮を欠いて十把一絡げ扱いしてるくせに‥na。
なんなんだろ‥全く理解できませんね‥この異様な感覚‥私がおかしいんだろうか‥?
「車いす専用トイレ」と「車いす最優先トイレ」
こう考えていくと、(確か昔はそうなっていたはずの?)「車いす専用トイレ」の設置がベストなのか‥??とは思うものの‥。
それはまた、なんか違うように思う。
「高齢者、オストメイト、内部障がい者、妊婦・子ども連れのヒトたち」への配慮も含めて考え出された「多目的(多機能)トイレ」。
時代の流れを経ることでようやく辿り着いた、より多ジャンルにおける”不利”を背負ったより多数のヒトたちへの配慮。
これを無駄にするわけにはいかないので、あくまでも表示は「車いす最優先トイレ」とし、その注意書きに付帯として、「高齢者、オストメイト、内部障がい者、妊婦・子ども連れのヒトたちも利用可」、よって「“原則”、健常者ども(?)の利用は不可」としたらどうだろうか?
これならば、前述の「着替えのために使う女子高生ども」やら「ワンチャン目的のバカップル」なんぞはもちろん、「無知な悪意無き健常者ども」による使用などは、たちまち消え去るのでは??
「多目的(多機能)トイレ」使用における”原則”に対する”例外”
“原則” = “絶対”なのか??
げんそく【原則】
人間の社会的活動の中で、多くの場合にあてはまる基本的な規則や法則。
(大辞林 第三版)
「やむをえない例外は可」
この感覚‥。
分かってもらえるでしょ‥。
少なくとも同じ“日本人”ならば、ふつー‥??
「ヤバい状況」というのは、脚が効くか効かないかに関わらずに訪れる究極の「罰ゲーム」だからね‥。(ホントコワい‥w 日頃の行いがよほど悪いんだろうねぇ‥? 私‥。
参考過去記事 : 外出時の排便が心配‥急行電車は特に怖い‥トイレの場所は要確認)
何にせよ、車いすだからってことを理由とする特別扱いは絶対に良くない。
同等の立場だよ。同じニンゲンなんだし。
でも、この件については不利なのは確か。
自らの意志で「野ション」や「野グソ」を自由に選べないからね、車いすだと。
昨年のクリスマス‥精神的なダメージを受けてゲームに逃げてたけど‥そろそろ復活しないとな‥ってことで、当時書いてた記事をとりあえず、投稿!!! (#`皿´)!!!
酔っ払いの極致の中‥( ̄ー ̄;)ゞゴメンナサイ‥
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