ドス幕
高校生3年生の頃、仲の良かった友人がホントに怒っていた。
突如としてテレビから流れてくる「生理用品」のCMに。
当時の、スポイトでナプキン上に垂らされる「謎の青い液体」・「多い日も安心」だとかというキャッチフレーズ。
「食事中にこんなCMが流れると吐き気がするんだ」と。
上記は、現在「新川優愛」が出演の「ソフィ・超熟睡ガード」のCMのキャプチャ画像。
「バックにある奇妙な物体は一体何なのだ‥?」
と、いまや当然分かっていながらあえて問うてみる(笑)
このCMを作ったのは一体何歳の、女性なんだろうか? 男性なんだろうか? 等々、
みなさんは「生理用品」のCMに興味はありませんか?
本気で怒っていた彼には1つ違いの妹がいた。
つまり当時は高校2年の女子高生。(その姿を見たこともなかったけれども)
自分には男兄弟しかいないのでそんな怒りの感覚など全くなく、正直なところ「生理用品」のCM、その着脱場面やら使用状況というような”未知の世界”を垣間見せてくれる、もしくはその想像のヒントを与えてくれる単なる「エロ」CMとしてしか捉えられなかった。
今にして思うとつまりはコイツ、強制的に妹をそういう目で見せられることに本気で怒っていたのだろうか?
あれから数十年‥今でいうところの「セクハラ」に当たるのかな? とふと思った。
ということで、ちょっと掘り下げてみたいと思います。
今時の女性は「生理」のことをどう呼んでいるのか?
実体験を含めてばっと思いつくのが、そのまんまの「生理」を初め、「アンネ」「メンス」「あれ」「女の子の日」「お月さま」「月経」といったでしょうか。
そこで調べてみると、面白いサイトを見つけました。
(特に「コメント」の内容が男子禁制の女子校っぽいノリの”本音”が見えて面白い)
投票数は全部で8544票。(2017/5/10 現在J)
そのうちのTOP5だけで8126票、約95%を占めています。
1位 「メンス」6002票 コメント
2位 「生理 」1197票 コメント
3位 「あれ」564票 コメント
4位 「女の子の日」300票 コメント
5位 「お客さん」63票 コメント
ちなみに「アンネ」が 9位 で 36票 コメント 、「お月様」が 7位 で 47票 コメント 、「月経」が 6位 で 50票 コメント でした。
衝撃的だったのが 8位の「ケチャマン」45票 コメント と、15位の「赤マン」18票 コメント 。
こんなの使っちゃダメです‥。アダルトビデオの世界でのキーワードだもん‥。
では、世界の女性は「生理」のことをどう呼んでいるのか?
There are 5,000 ways to say you’re on your period. But these are our faves…
Sorry guys, not tonight – it’s shark week.
「生理には5000もの言い方があります。でもこれってみんなのお気に入り‥
ゴメンね男性諸君、今夜はダメ 、 “サメの週”だから」というところでしょうか。
ポピュラー順
1. Aunt Flo/Auntie Flow (フローおばさん。 flowは「洪水・氾濫」の意)
2. Time of the month (月の時間)
3. On the rag (ボロ布(=昔のナプキン)着用中)
4. Red tide/army (赤潮/赤軍)
【赤潮】
(画像出典 : 三浦半島デジカメ便り)
5. Code Red (医療現場で”緊急事態”を示す”Code Blue”から「非常事態」)
6. Monthly visitor (毎月の訪問者)
7. Lady time (レディの時間)
8. Surfing the crimson wave/tide (深紅の波/潮に乗ってサーフィン中)
9. Bloody Mary (ブラッディ・マリー(メアリー)。 ウォッカベースの、トマトジュースのカクテル)
【Bloody Mary】
10. The blob ((インクなどの)しみ、(半固体の)小さい塊)
11. Shark week (サメ週間)
12. Having the painters in (絵描き達をお招き中)
風変わりな呼び名
1. There are communists in the funhouse
(「ビックリハウスに共産主義者がいる」― デンマーク)
2. The English have landed
(「イギリス人が上陸した」― フランス)
3. Mad cow disease
(「狂牛病」― フィンランド)
4. Granny’s stuck in traffic
(「おばあちゃんが交通渋滞にはまった」― 南アフリカ)
5. I’m with Chico
(「チコ(スペイン語で「チビ」や「坊や」)と一緒」― ブラジル)
6. Little sister has come
(「妹がやって来た」― 中国)
7. The cranberry woman is coming
(「クランベリー女がやって来る」ドイツ)
【cranberry】
8. Birthing a blood diamond
(「血のダイヤモンドの出産」― 出所不明)
【red heart diamond】
“血”に弱い男はホントに多い
個人的には、何故なのかホントに不思議ながらも、“血”に弱い男が多すぎる。
これは事実です。その例として、
女の子と魚釣りに出掛けた時に彼女がミスって釣り針を指に引っかけた、という場面に出くわしたというヤツの話。
「傷口から真っ赤な血がドクドク(と言ってもどうせ静脈なんだからどす黒い血がダラダラだったんだろうけど)と流れ出てきて止まらない血を見てるだけで、もうアカンかった‥」
という情けない状態。こんな程度で、これほどの反応。
いざという時、どうやって「彼女を守る」つもりなんだろね?
もう1つ。
高校時代、友人がサッカーの授業でキーパー担当のヤツがクロスプレイの結果、自らの歯を噛みしめてしまったことで「下唇を貫通」というケガを負った。
病院に付き添った私、その際に見た患部のエグさに「スゲー!」となってしまって、現状やら治療過程を実況中継していたら、本人がクラクラしてきて、それにビックリした女医さんにものすごく怒られた‥。さっきまで一緒に笑ってたくせに‥。
「生理用品 CM」でググってみると、ざっと見ても「ソフィ」「ロリエ」「チャームナップ」、「花王」「P&G」「ユニ・チャーム」等々のワードが。
なんか最近テレビでのCMが多すぎないだろうか‥?
しかも、大昔は「誰?」という女性タレントが起用されていたのが、いつの間にやら知名度はあるものの(仮に想像したところで)‥という女優などが登場し、それが今では夏菜、前田敦子、大島優子、ローラ、有村架純、新川優愛といった誰もが知っている(?)有名人がドンドン採用されるという流れに。
古くは「秘め事」ながらもお祝いを、ということで「お赤飯」があったはず。
今やネットを使えれば、如何なるジャンルのどんな情報であっても全て得られるようになってしまったこの乱れきった世の中、やはり「生理」程度はもはや「秘め事」などではなく、当事者の女性陣はもちろん、(若い)男性側も一切揺るがないということなのだろうか?
まさかこれを理由として、今時の男どもも出血にも強くなったのだろうか??
言っときますが、ネットでの情報の弱点としてニンゲンの5感、「視覚」「聴覚」はについては「生理用品」のCMで鍛えられるでしょうが、残る「触覚」「味覚」「嗅覚」はそうはいきませんからね?
コメント