ランサムウェアの感染、これまではその対象はWindowsが基本だったものの、いよいよスマホが狙われ出しました。Windowsのウィルス対策には詳しい人でもスマホには疎いという人も意外にいます。貴方は大丈夫でしょうか?
ランサムウェアとは?
ランサムウェア(ransomware)とは「身代金ソフトウェア」のこと。
「MINISTRY OF JUSTICE(法務省)」を名乗った犯人にスマホやタブレットを「人質」として取られて完全にロック状態にされてしまい、一切の操作が出来なくなってしまいます。
勝手に顔写真を撮影されて「罰金」を払えとiTunesカードを購入させようとします。
「罰金」を支払ってはいけない
支払ったところでロックが解除される保証など、どこにもありません。
感染経路は?
感染経路はいまいち不明ながらも、ワンクリック契約(URLなどを1回クリックすると、「ご入会ありがとうございました」というウェブページが表示される詐欺)やGoogle Play以外のルートからのアプリをダウロードすることで感染します。
ウイルス対策ソフトを導入しましょう。お金を掛けるのを嫌がる人もいますが、最悪の場合、端末の復旧=工場出荷状態です。当然、スマホ内の全てのデータは消滅です。
このような最悪の事態を想像すると、安い出費じゃないでしょうか。
OSを最新バージョンに保つこともセキュリティ強化に繋がります。
ついつい怠りがちなデータのバックアックもこまめに。
ロック画面解除方法とウイルス駆除方法
流れとしては「スマホをセーフモード起動」→「アプリ一覧から
<My Application>
<System Update>
を削除」→「再起動」です。
セーフモードでの起動方法についてはこちら。
愛知県警によるアンインストール方法もどうぞ。
(【追記:2020年7月18日】上記のリンク先、
<https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/cyber/1news/documents/uninstall_1.pdf>
は削除された模様。なんで消したんだ??)
セーフモードで起動できない場合
この場合はランサムウェアがもはや管理者権限を使って乗っ取ってしまっているので、更に状況はかなり厳しくなります。
が、GoogleのAndroid Device Manager(コレかな?やったことないもので)だったり、MDMサービス(モバイル・デバイス・マネージメント・サービス例えばココ)を活用すれば、ロック解除も可能なはず。
(【追記:2020年7月18日】上記の”Android Device Manager”リンク先、
<http://androidlover.net/howtouse/android-forget-lock-screen-security.html>
は削除された模様。)
これでもダメなら、工場出荷状態にリセットするしかないです。
素人だらけのスマホへの攻撃はこれからドンドン増えていくことでしょう。
十分な対策を行ってください。
以上です。
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