初心者・サポート詐欺・とにかく怪しげな詐欺警告には【「Alt + F4」】である

先日ニュースを見ていたら「サポート詐欺にご注意を!!」という特集があった。

正直な感想としては「またか」だった。

「いまだにこんなものに引っ掛かるヤツがいるんだな」とも思った。

パソコンやネットに慣れている者にとっては「日常茶飯事」、と言い切ってしまうと言い過ぎながら、必ず出会っているはずのもの。

その対処法も当然分かっているのでただただ「うっとうしい」というだけのものでしかないんだけれど‥。

もはやありふれた「サポート詐欺」。

この手口なんかについては後回しにして手っ取り早く、きっとみなさんがもっとも知りたい情報、対処法の紹介から始めますね。

こんな詐欺被である秘技shあ害扱いに遭ったうえに、こういうヒドい扱いを受けたりしないよう、気をつけましょう。

怪しげな「警告画面」が表示された場合の対処法

まずは落ち着く

たとえば試しに「今」、【こちら】←をクリックしてみてください。
(別窓で開きます)

いかがだったでしょう?  思わず、焦ったりしませんでしたか?

さらに加えて「REMOTE_HOST」もしくは「REMOTE_ADDR」をコピーして、【こちら】← で調べてみてください。(別窓で開きます)

これらの情報が含まれた画面が突然に表示された上に、「あなたのパソコンの情報は登録されました」「料金」「振込先」という言葉が並んでいたりすると‥パニクりませんか?

実はこれ、大昔に流行った詐欺の手口です。

もちろん私もこれまで何度も出くわしました。

「はじめまして」の際には、相当焦ったっことを覚えています‥。
今や、こんな汚れきった私であって
も‥。
少々やましさを感じるサイトを見ていたこともあって‥o( ̄ー ̄;)ゞ
(アダルト以外の‥)

ネット上で悪さをすると捕まる理由。情報ダダ漏れ、身元もバレバレだから。
まずは《こちら》にアクセスして"診断"してみてください。 これが普段インターネットを利用している際、"あなたがネット上に垂れ流している基本情報"です。 IPアドレスはもちろん、どこのサイトから飛んできたのか? 使っている...

「× (閉じる)」ボタンをクリックしたところで、再び立ち上がるかそもそも無効の設定になっているのがオチでしょう。

その他のボタンを含めて「無闇にクリック」という行為は、事態の解決どころか泥沼にはまるだけの無駄な作業、やめましょう。

まずは、落ち着きましょう。

「対処法」単にPCのトラブルに対する基本的なものを試みるだけ

・「Alt + F4」

アクティブなアプリを終了します。

試しにフォルダでもファイルでも何でもいいので一度開いてみて「Alt + F4」。

どうなりました? そういうことです。( *´ー`)

・「Alt + Ctrl + Del」

ロック画面の表示→「タスク マネージャー」起動→該当アプリを終了
(もしくは(PC画面の最下部の)タスクバーを右クリック→「タスク マネージャー」起動)

該当アプリというのはまずは「ブラウザ」。Chrome、Firefox、Edge、IE、何でもいいけど、まずは「終了」してしまいましょ。

・電源ボタンの長押し

強制シャットダウン。実はこれが一番簡単。

ただ、おかしなソフトを強制的にインストールされていた場合、再起動によって有効となってしまうので注意が必要です。(この場合、まずはPCを「セーフモード」で立ち上げて‥という、より面倒な作業を強いられることになります)

「サポート詐欺」の手口

ネット利用中に突然、「ピー」とかの警告音とともに、これまで通りマウスのカーソルが勝手に動き回ってパソコンが乗っ取られたように見せかけたり「パソコンがウイルスに感染した」という偽の警告と電話番号が表示されるというアレです。

冒頭の「サポート詐欺にご注意を!!」のニュースでの特集では、実際に電話を掛けると「ぎこちない片言の日本語をしゃべる女」が電話に出ていました。アメリカ人とのハーフだそうで。居場所はマレーシアとか香港とか。

リモートサポートのためということで、言われるがままに「AnyDesk」や「TeamViewer」といった正規のリモートデスクトップソフトをインストールさせられ、結局単にWinのコマンドプロンプトでの「tree」と「netstat」等を見せられるだけ、というものです。

これらソフト自体は私もこのブログで「おすすめソフト」として紹介しようかと思うくらいに便利なものながら、実際このソフトを詐欺師に操作を許可するということは実に恐ろしいこと‥。

こういうソフトの存在すら知らないパソコンの初心者の方は、遠隔操作される画面に驚き、詐欺師どもの技術力を過大評価。ハァ‥(;-ω-)=3ヤレヤレ
コマンドプロンプト画面を表示するだけで「なんか凄い専門的な事してる!」ってことで丸っきり信用してしまうことになります。

【コマンドプロンプト「netstat」画面】

そしてついに、ブルースクリーンとなっていたサイトが正常に見られることなって問題が解決。

実際には自ら仕掛けた詐欺広告が表示されないよう設定しただけ、ながら。

この流れで詐欺師を完全に信じてしまい、月額サポート契約さえも交わすといった無知から来る愚かな流れとなっています。

上記の番組では、クレジットカードでの決済はドル建てだったようですが、なんと「人民元」で支払われて笑い者にされている被害者のコメントとしては、

最近のサポートセンターは、外国人の担当者も多いと思っていて、電話対応の間は怪しいとは感じませんでした。ふだんは注意していますが、突然の画面と音声に動転し、だまされて悔しいです。巧妙なやり方だったので、こういった手口が広く知られて、今後、だまされる人が出ないよう願っています。

「巧妙なやり方」だってさ‥。何も知らないくせに‥。よく聞く「今後、だまされる人が出ないよう願っています」って‥イイ人ね?


独立行政法人 情報処理推進機構情(IPA)には毎月200件から300件の相談が寄せられていて、中には数万円をだまし取られたケースもある、とのこと。

画面に現れた電話番号を検索してみるというのも有効な手段です。

おそらく「詐欺」というキーワードを伴った結果がヒットすることでしょう。

「まずは落ち着く」。

くれぐれもこんなものに欺されないように‥。

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