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おしりを拭いたら真っ赤な血‥切れ痔・いぼ痔・痔ろう、その他の病気

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高校生の頃のある日のトイレット、用を済ませておしりをトイレットペーパーで拭いたところ、真っ赤な血が‥。

「死ぬのか‥?」

あまりにもショックが大きく、まったく意味も分からず、呆然としながらもその後の友人と会う約束への土壇場キャンセルの電話だけはなんとか‥。

一人さんざん悩んだあげく、仕方なく“死ぬ前に”母親にその事実を打ち明けた。

すると、その答えは‥

「切れ痔でしょ」。

マジか‥。 「切れ痔」‥なの?

言うんじゃなかった‥。(/。\) ハズカシ

のような経験、みなさんにもありますか?

トイレットペーパーで拭くと血がついていたり、便に血が混じっていたりする症状のことを専門用語で「下血」と言います。

血液の混じった便には種類があって、肛門に出血箇所が近ければ近いほど血は鮮血になり「血便」、逆に遠ければどす黒くなり「タール便」に分類されます。

タール‥有機物質の熱分解によって得られる、粘り気のある黒から褐色の油状の液体。道路舗装の際の「コールタール」と聞けば理解しやすいかも。

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(出典 : wikipedia)

まずは、真っ赤な血の代表格、「痔」から見ていきます。

切れ痔とは

「切れ痔」「裂肛」ともいいます。

読んで字のごとく、肛門が切れたり裂けること‥。そこから出血‥。

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便秘などでの無理な「いきみ」や若さ故の(?)力まかせの排便の結果、肛門内部の粘膜が裂けて傷ついてしまいます。

排便時に痛みを感じ、その程度はヒリヒリくらいのものから、身動きできないほどの鋭い激痛まで。

出血量も、トイレットペーパーに少し血がつく程度というものから、ポタポタと便器に血がしたたり落ちるというものまで様々です。

初期段階では縦長に浅いキズができるだけですが、進行するとキズは深くなって潰瘍化、ポリープができて排便しにくくなる(肛門狭窄)に陥ることもあります。

こうなるともう、肛門形成手術が必要となってきます。

「切れ痔でしょ」。

という程度の考え方は、実に甘くて危険ですね‥これは。

いぼ痔とは

「いぼ痔」「痔核」とも呼ばれます。

歯状線より上にできたものを「内痔核」、下にできたものを「外痔核」といいます。

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長年の排便の際の強い「いきみ」、長時間の座り仕事・立ち仕事など‥。

肛門に大きな負担を掛け続けることによって肛門の周囲の血行が悪くなり、クッションとして痔核を支えていた靭帯に緩みが起こり、肛門の静脈や毛細血管の一部がうっ血して、いぼ状に膨らんで大きくなります。

痔核はもともと正常な肛門内にもあるものなので、何かしらの症状が見え初めた時点で病気病的痔核=「いぼ痔」としてとらえられます。

症状としても様々で、痛みほとんどない(あっても軽微)、排便時の出血、肛門からの脱出です。

肛門の外へ顔を出してくるのが脱肛」、手術が必要となります。

その他、特殊な状態として「血栓性外痔核」と、「嵌頓(かんとん)痔核」があります。

血栓性外痔核‥徐々にではなく、排便時やスポーツなどで下半身に強く力を入れた瞬間、突然激しい痛みと腫れが症状。

嵌頓痔核‥内痔核の進行による脱肛が脱出したまま戻らなくなり、肛門括約筋で締め付けられてうっ血がさらに悪化して血栓ができたもの。

嵌頓(かんとん)‥腸管などの内臓器官が、腹壁の間隙(かんげき) から脱出し、もとに戻らなくなった状態を表す医学用語。

痔ろう(痔瘻)とは

別名「あな痔」。

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まずは前段階として、歯状線にあるくぼみに大腸菌などが感染して炎症を起こし、化膿して膿がたまる肛門周囲膿瘍を発症します。

お尻が熱をもって赤く腫れ、激痛や全身の発熱をともなうこともしばしば。

膿が排出されて症状が治まり再びこの流れが繰り返されることによって、細菌の入り口と皮膚を破って膿が流れ出す部分まで 、肛門と肛門周囲の皮膚にトンネルのように貫通した状態になるのが痔ろう」です。

痔ろう」になると、常に肛門や痔ろう」の出口から膿の混じった分泌物が出るため、お尻がべたついたり、下着を汚すようになります。

ダウンタウンの松本が、相方の浜田が痔ろう持ちで、常にマネージャーに専用クッションを持ち歩かせている、と番組内で度々申しておりますが。

痔ろう」の治療は、手術です。

その他の病気

上記、肛門に出血箇所が近ければ近いほど血は真っ赤鮮血となり、逆に遠ければどす黒くなります。

どす黒くなった「タール便」の元となっている箇所は、胃から(胃潰瘍、胃癌、重症の胃炎など)なのか、十二指腸から(十二指腸潰瘍、十二指腸乳頭部癌など)なのか、食道から(食道静脈瘤、食道癌など)なのか。

ただ、少量の出血では「タール便」にはなりません。

なので、どんな病気なのかは医者にかかってちゃんと検査してもらわないと、分かりません。

ということで、血として認識できる「血便」について、その他どのような病気があるのか見ていきます。

直腸ガン

直腸は肛門にも近いので、直腸癌の場合は鮮血に近い血便が出る場合があります。

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(出典 : wikipedia)

確かに近いですね、肛門に、直腸。

でないならガン‥?」

のもとになっているのがこの直腸ガンです。

大腸ポリープ、早期大腸ガン

症状はなくて便通に特に変化なく、少量の血便の場合が多いため気付かず、健康診断の検便による潜血反応で指摘されることが多いものです。

潜血‥肉眼では見分けられない微量の出血。糞便中に混じっている消化管からの出血をいうことが多い。

潰瘍性大腸炎

大腸に潰瘍が出来て、慢性の粘液の混じった血性の下痢が続くもの。

見た目はイチゴジャムのようにも見える便の性状になることもあります。


その他多数ながらも以上。

なんにせよ出血というのは、異常

自己判断で軽く見ないで、病院へ行って受診というのが賢明です。

今後も長らく生きていたいと望んでいるのであれば‥なのですが。

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