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【超詳細】スッポンに含まれる栄養素は?【ミネラル】

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すっぽんに含まれる成分(ミネラル編)

亜鉛

亜鉛は、たんぱく質の合成や骨の成育、細胞の新陳代謝や成長促進において欠かすことのできない必須ミネラルで、アルコールの分解、免疫機能の強化、味覚・嗅覚の機能維持、精子の生成や運動活性、精神安定や記憶力のアップ、血糖値の抑制など様々な働きがあります。ビタミンCと共にその抗酸化作用により美容効果もあるとされサプリなどでも利用されています。

亜鉛が不足すると味覚障害がおきて味を感じづらくなり、味付けの濃い食事をくり返してしまう生活となりがちで、その結果、塩分の過剰摂取を原因とする高血圧、糖分の取り過ぎによる糖尿病などを発症するリスクが高まります。また亜鉛の欠乏は免疫機能も低下を招くため傷や炎症の回復を遅らせ、感染症にもかかりやすくなります。

亜鉛は、血糖値を下げることのできるインスリンというホルモンの合成に必要不可欠で、その分泌量を調節する働きもあります。血糖値を正常に保つためにも亜鉛は重要な役割を担っています。クロムにもインスリンの働きを強めるという作用があるため、一緒に摂取することが望ましいです。

とくに亜鉛は人間の細胞分裂と非常に密接な関係のある成分で、不足すればDNAの分裂課程で不具合が生じて胎児や子供の成長に悪影響を及ぼすため、妊娠中の女性や成長期の子供には必要なミネラルです。もともと体内に亜鉛を貯蔵する方法がないことから、必須ミネラルの中でも不足しやすい成分なので、食品やサプリなどで摂取する必要があります。

食 品
カキ、サンマ、ウナギ、タラコ、カニ、ホタテ、イイダコ、タニシ、スッポン、スルメ、干しエビ、煮干し、海苔、牛肉、鶏肉、レバー全般、ビーフジャーキー、ローストビーフ、コンビーフ缶、チーズ、卵、大豆、きな粉、納豆、豆腐、凍り豆腐、そば、ゴマ、ココア、バターピーナッツ、落花生、グリンピース、カシューナッツ、アーモンド、黒米、赤米、アルファルファ、ゴマ、緑茶、抹茶

鉄は、血液が身体のすみずみまで酸素を供給したり、筋肉が収縮したり、コラーゲンを合成するのを助ける働きをもっていて、その60~70%は血液中で酸素を”運搬”し、残りは肝臓や骨髄、筋肉などに”保管”されています。赤血球の中あって、酸素を肺から受け取り体内を巡って各組織に運搬する役割を担っているヘモグロビンですが、その65%が、ヘモグロビンを構成する元素となります。

血液(赤血球、白血球、血小板)は、骨髄(骨の中心部にある造血組織)造られ、血管を通じて全身に運ばれていきます。鉄は、ここでの赤血球の形成過程に関わっていて、もし鉄が不足すると赤血球が十分に成熟できずに合成されるヘモグロビンの量が減り、結果、酸素の供給量が不足することで貧血になります。これを鉄欠乏性貧血といい、 酸素不足により脳をはじめとして全身の細胞・器官の活動が低下して疲労物質を排除する機能も衰えるため、疲労感、倦怠感、無気力、眠気、集中力低下といった症状が現れます。この鉄欠乏性貧血の予防にモリブデンが大きく関わっています。

前述のように、鉄には酸素を”運搬”している《機能鉄》と、それが不足した時のために”保管”されている《貯蔵鉄》に分けられます。(その他《組織鉄》があり、髪・皮膚・爪・筋肉で機能しています)
出血や摂取不足によって失われた鉄分の影響を最も受けるのが《機能鉄》なのですが、鉄欠乏の症状はすぐには現れません。なぜなら《貯蔵鉄》があるから、そして寿命を迎えた赤血球(大体120日前後)に含まれていた鉄分も再利用されるから、です。

鉄分の吸収率については《ヘム鉄》と《非ヘム鉄》という区分があって、最大で何十倍もの差を見せつけて圧倒的にヘム鉄の勝利なのですが、非ヘム鉄もビタミンCを味方につければ勝機が?という話はまた別の機会を待つこととして・・コーヒー・緑茶・紅茶・ウーロン茶等に含まれるタンニンは鉄分の吸収の邪魔をしますし、カルシウムも同様なので牛乳やカフェラテ、これらと一緒の摂取は避けた方が良いです。

食 品
カキ、アユ、シジミ、赤貝、ワカサギ、イワシ、ドジョウ、アサリ、赤貝、ホッキガイ、シジミ、アオヤギ、ヒジキ、干しエビ、煮干し、鰹節、ハマグリ佃煮、ウナギの肝、モズク、メカブ、コンブ、ワカメ、海苔、りじき、とろろ昆布、ゴマ、卵、納豆、味噌、きな粉、油揚げ、湯葉、がんもどき、スパゲティ、マカロニ、ライ麦パン、そば、高野豆腐、レバー全般、馬肉、鴨肉、鹿肉、猪肉、ビーフジャーキー、コンビーフ缶、ホウレン草、パセリ、ヨモギ、枝豆、小松菜、アボカド、ラズベリー、プルーン、干しブドウ、キクラゲ、カシューナッツ、ピスタチオ、アーモンド、クルミ、グリンピース、ポップコーン、エダマメ、トウガラシ、バジル、カレー粉、干し柿、抹茶

リン

リンは、体内のミネラルの中でカルシウムに次いで豊富な栄養素で、その80%以上がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯を作り出す成分になっています。残りの分は細胞膜の成分となったり、脳・神経・筋肉などの様々な組織においてエネルギーを生み出す役割を担っています。

リンは、DNAやRNAなどの核酸の構成成分として、すべての細胞に存在しています。 通常、ADP(アデノシン2リン酸)と呼ばれる物質にリン酸基を1つ加えてATP(アデノシン3リン酸)を作るといった経路でエネルギーを体内に蓄えています。この結合がきれてATPがADPに戻る際に、蓄えたエネルギーが放出されます。このようにエネルギーの蓄積、放出の過程においてリンは必要不可欠な成分です。

リンは、高エネルギーリン酸化合物であるATPアデノシン3リン酸)という高エネルギー物質の構成成分でもあり、ATPは全ての細胞内(ミトコンドリア内)に存在しています。 ATPは、ADP(アデノシン2リン酸)という物質にリン酸基が1つ加わって作られる過程でエネルギーを蓄えます。ATPを分解する酵素によって結合が切れてADPに戻る際に蓄えた大きなエネルギーを放出します。 このエネルギーは、筋肉を動かすことから寝ている時にも消費しているエネルギーの基礎代謝まで、全ての生命の維持活動に使われるエネルギー源です。

リンは体内ではビタミンB群と結合して、それらの吸収や働きなどで重要な役割を担います。 ビタミンB₁と結合して補酵素となり糖質を代謝する際の重要な役割を担っています。 またビタミンB₂とも結合して同様に補酵素となり、脂質の代謝を促進します。

リンはリン酸塩の形でアルカリや酸を中和してph値を整えたり、浸透圧を調整する働きにも関与しています

リンは動物性食品にも植物性食品にもまんべんなく含まれていて、 食品添加物の各種リン酸塩としてレトルト食品・スナック菓子・清涼飲料水などにも酸味の素としてよく使われているので不足することはまずありません。 むしろ加工食品を利用することの多い現代人は、過剰に摂取することの方が心配されます。

リンはカルシウムの代謝と深く関係していて、通常は血液中のリンとカルシウムの比率はバランスよく保たれていますが、この比率が崩れてリンが多くなるとバランスを維持しようと骨組織からカルシウムを血液中に取り込むことから、骨密度が減って骨をもろくなるという結果となります。

食 品
牛乳、大豆、卵、チーズ、煮干し、ドジョウ、カツオ、マグロ、ワカサギ、イクラ、シシャモ、ウニ、タラコ、ワカサギ、エビ、アユ、アジ、イクラ、白子、スルメ、しらす干し、干し海老、海苔、昆布、ヨーグルト、きな粉、そら豆、木綿豆腐、凍り豆腐、スルメ、干しハム、レバー全般、カシューナッツ、アーモンド、ピスタチオ、グリンピース、脱脂粉乳

 




 

ヨウ素

ヨウ素は、ヨードとも呼ばれる甲状腺ホルモンの構成成分になっているミネラルで、 甲状腺腫の予防、精神活動の活性化、皮膚や髪・爪の健康維持、過剰な脂肪の燃焼、子どもの知能や身体の発育を促進といった効果があるといわれています。

甲状腺ホルモンは、細胞の発達や組織の成長を促したり、基礎代謝を高めてエネルギー消費量を増やし新陳代謝を促進したり、子どもの場合では成長ホルモンの分泌とともに成長を促進させる働きをもっています。その主原料となるヨウ素は、体内ではそのほとんどが甲状腺に存在し、甲状腺ホルモンの構成成分として重要な役割を担っています

ヨウ素は海中に多く存在するため、海藻や魚に多く含まれています。日本は魚介類や海藻類の摂取が多い国なのでヨウ素不足を心配する必要はまずありません。ふだんからヨウ素が充分に足りている人がヨウ素を必要以上に摂取しても、甲状腺には問題の起こらない仕組みがありますので、甲状腺ホルモンの作られる量は正常の範囲となります。とはいえ、実際に日本でヨウ素の大量摂取による過剰症の症例が報告されているので、やはり節度をわきまえた適度な摂取が望ましいようです。

海に囲まれている日本と、海のない国とではヨウ素の摂取量に大きな違いが現れてきます。 世界的に見ると土壌中のヨウ素の量が少なく、魚介類や海草類が手に入りにくい地域もたくさんあり、こうした地域ではヨウ素の欠乏が大きな問題となっています。

ヨウ素が欠乏すると甲状腺機能低下・甲状腺肥大・甲状腺腫が起こり、発育障害、脈拍低下、体のむくみなどが現れます。また不妊、肥満なども起こり、髪、皮膚や爪につやがなくなり活力も弱まります。 とくに妊娠している女性への影響は大きく、ヨウ素欠乏が死産や流産を招いたり、胎児に脳障害や発達障害などの深刻な問題をもたらします。

ワカメや昆布を食べる習慣のない欧米では、調理用食塩にヨウ化カリウムやヨウ化ナトリウムが添加さ れているほどにヨウ素に対しての関心が高いそうですが、日本ではその不足の心配をする必要がないことから社会的な関心は低いです。 ですが意外とヨウ素は身近なところに存在していて「ヨード」という別名を聞くと気付く人も多いかも知れません。のどの炎症の消毒に使うルゴール・イソジンの主成分はヨウ素です。 昔から利用されているヨードチンキもヨウ素が主成分の殺菌消毒剤ですし、CT検査で使用される造影剤は「ヨード造影剤」と呼ばれるものです。 何かにつけて日本人とヨウ素との繋がりは深いものですね。

食 品
昆布、昆布だし、干しヒジキ、ワカメ、メカブ、海苔、ところてん、タラ、アワビ、タラ、タラコ、サザエ、あん肝、ウナギ、カツオ、アジ、イワシ、サバ、シシャモ、アサリ、牡蠣、ナマコ、うずらの卵、ヨード卵、卵、ピータン、だし巻きタマゴ、茶わん蒸し、ツナ缶、鶏肉、豚肉、牛肉、大豆、小豆、精白米、グリーンピース、バター、ポテトチップス、脱脂粉乳

カリウム

カリウムは、神経や筋肉の興奮や収縮などの働きを司るミネラルの一つで、血圧の調節、体内の情報伝達、神経の情報伝達、細胞内外の浸透圧(pH)の調整などの役割を担っています。 カリウムは、ナトリウムとのバランスが保たれていることによって、身体のさまざまな働きを正常にする作用の力を発揮することができます。

カリウムの主な働きとして、体内の余分なナトリウムを体外へ排出することにより血圧を下げる作用(ph調整)があります。ナトリウムの量を調整して血圧を制御することで、さまざまは病気を防ぐことが出来ます。

ナトリウムは細胞外で浸透圧を調整し、カリウムは細胞内で浸透圧を調整するという形で、お互い干渉しあいながら働いています。細胞内外の浸透圧がうまくバランスを保っているので、正常な細胞の機能を発揮できます。このバランスが崩れて過剰のナトリウムが細胞内に入ってくると、一定の濃度を保持するために細胞外からカリウムを取り込み、余分なナトリウムを細胞外へ排出します。これを「ナトリウムポンプ」と言います。

しかし摂取されたナトリウムを排出できないほどの状態になると、細胞外液中のナトリウム濃度が高くなって、濃度を下げようと水が入って血液量が増えるので、血管内の圧力が上がってしまい血圧が高くなります。この状態が長く続くと高血圧症になります。

カリウムは肉、野菜、魚などの自然の食材に多く含まれているので、 カリウムには「水にとけやすい」「熱に弱い」という特徴がありますので、食品から摂取するときに気を付けたいことは、煮物にする場合は汁も食べられるようにするとか、そのまま生で食べるとか、電子レンジで調理をするというような工夫が必要になることです。

食 品
サトイモ、サツマイモ、長イモ、アボカド、パセリ、トウモロコシ、タケノコ、カボチャ、ホウレン草、芽キャベツ、アボカド、ニンニク、モロヘイヤ、シソ、ヨモギ、カボチャ、シソ、タケノコ、ふきのとう、ケール、バジル、サニーレタス、ニンニク、切干大根、たくあん、味噌、納豆、大豆、木綿豆腐、枝豆、落花生、栗、ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、グリンピース、ギンナン、インゲンマメ、枝豆、小豆、鶏ささみ、生ハム、スルメ、カツオ節、干しエビ、サワラ、アユ、カンパチ、アジ、フグ、ブリ、ヒラメ、サケ、マダイ、カツオ、シシャモ、煮干し、ワカメ、海苔、干しヒジキ、とろろコンブ、ザーサイ、ゴマ、ポテトチップス、チリソース、バナナ、メロン、ミカン、リンゴ、牛乳、抹茶、インスタントコーヒー、ココア、チョコレート

銅は、腸管からの鉄の吸収を高め、骨髄でのヘモグロビンの合成を補助し、鉄から赤血球を作る際には鉄を運ぶ役割を担っているほか、活性酸素を取り除く抗酸化酵素の働きを助ける働きをするミネラルです。 銅は、筋肉や肝臓、骨に多く存在します。酵素の構成成分として体内の酸化防止や骨の形成などを助ける働きもします。

銅は、鉄と関わりが密接であるために、銅が不足すると体内で赤血球を上手く作れなくなってしまい、銅欠乏性貧血という症状を起こしてしまいます。 銅は活性酸素の作用を抑制して、老化や動脈硬化などの原因となる過酸化脂質の生成を抑える機能を持っています。 銅はアミノ酸の一種であるチロシンからメラニン色素がつくられる際に欠かせないミネラルで、コラーゲンやエラスチンの生成にも働きます。

銅は不足する心配のあまりいらないミネラルで、普通の食生活をしていれば欠乏することはないものの、亜鉛は銅の吸収を抑制する働きがあるため配慮が必要です。 また銅製の調理器具で酸性の食品を調理すると銅が食品に溶け出してきて過剰摂取となる場合があるので要注意です。

食 品
大豆、納豆、豆腐、湯葉、油揚げ、きな粉、グリーンピース、いんげん豆、小豆、えんどう豆、エビ、イカ、タコ、牡蠣、イクラ、サザエ、カニ、シジミ、アワビ、干しエビ、うなぎの肝、あん肝、カカオ、アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオ、落花生、くるみ、栗、松の実、レバー全般、豚タン、ゴマ、ココア、紅茶、緑茶(玉露)、バジル、こしょう、唐辛子

マグネシウム

マグネシウムは、主に骨や筋肉に存在し、体内に存在する数千種類の酵素のうち約300種類もの酵素を活性化させる働きがあり、体内のさまざまな代謝を助けています。また神経の情報伝達、筋肉の収縮などにかかわっています。マグネシウムはカルシウムとならび、骨や歯をはじめ人間の身体をつくるためにたいへん重要な役割りを持っているミネラルのひとつです。

マグネシウムには、筋肉の働きを調整・制御する、エネルギー代謝を促進して疲労回復を手助けする、筋肉痛を緩和する、血管の機能を正常に保つ、神経の伝達を正常にする、血圧を正常に保つ、骨を強化し歯のエナメル質を作る、インスリンの分泌を促進するなどの働きがあります。

マグネシウムが不足すると血液が凝固しやすくなり、血栓の危険が高まります。また、マグネシウムが不足すると、細胞内に取り込まれる水分が多くなり、むくみさらには高血圧の元になります。

カルシウムは、細胞の中に取り込まれると筋肉を収縮させます。血管壁の細胞でこの収縮を起こすと、血管が狭くなり、血圧が高くなります。 マグネシウムは、動脈を弛緩させて血圧を下げる働きがありカルシウムが筋肉細胞に刺激を与えるのを抑え、血圧を低い状態に保つ働きがあります。

マグネシウムとカルシウムは密接に関わっていて、いくらたくさんカルシウムを摂取してもマグネシウムが不足すると骨からカルシウムも溶け出して、骨折や骨粗しょう症の原因になりますのでカルシウムとマグネシウムの両方をバランスよく取ることを心がけなければなりません。

摂取するだけではなく、適度な運動によって骨に負荷が加えると骨にカルシウムが沈着しやすくなり、骨密度が高まります。さらに体を動かすことで骨の血流がよくなることで骨を作る細胞の働きが活発になり、骨がつくられやすくなって骨密度を高めることができます。

食 品
大豆、納豆、がんもどき、油揚げ、小麦胚芽、そば粉、いんげん豆、枝豆、アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオ、くるみ、落花生、かんぴょう、カキ、サザエ、カツオ、筋子、マグロ、アサリ、イクラ、ハマグリ、干しエビ、イワシの丸干、とろろ昆布、海苔、ワカメ、干しひじき、ホウレン草、ゴボウ、シソ、パセリ、トウモロコシ、バナナ、びわ、干し柿、ゴマ、カレー粉、からし、わさび、黒こしょう





カルシウム

カルシウムは、最も多く体内に含まれるミネラルで、そのうち99%は歯と骨に存在していて残りの1%は血液中や細胞外液などで血液の凝固や心臓の鼓動、筋肉の収縮の働きを助けてくれています。

カルシウムは骨・歯を構成する主要な成分であるとともに、神経の情報伝達・血液の凝固・ホルモン分泌の調整・筋肉の制御・免疫作用の維持、向上・酵素の活性化など、数々の生きていくために必要不可欠な要素の調節を担っています。

カルシウム不足になると筋肉がけいれんしたりイライラ感や抑うつ感しやすくなり、慢性的な欠乏状態が続くとカルシウムを骨から調達してくることで骨密度が低下し、骨がスカスカ状態の骨粗しょう症になってしまいます。特に女性は閉経とともに、骨からカルシウムの流出を抑える女性ホルモンのエストロゲンの分泌がとまるので骨粗しょう症になりやすい傾向にあります。

欧米の硬水とは違って日本の軟水にはカルシウムがほとんど含まれていないため、多くの人が慢性的にカルシウム不足だと言われていて、サプリ等での積極的な摂取が必要となっています。 カルシウムは吸収率の低い栄養素ですので、吸収を高めると言われているマグネシウム・ビタミンC・ビタミンD・クエン酸・リジン・アルギニンなどと一緒に摂取すると効果的です。

食 品
ヨーグルト、牛乳、アイスクリーム、スキムミルク、プロセスチーズ、干しエビ、イワシ、ワカサギ、アユ、ドジョウ、ワカサギ、ホッケ、シシャモ、ヒジキ、ワカメ、煮干し、イワシの缶詰、サンマの缶詰、サバの缶詰、シソ、バジル、パセリ、モロヘイヤ、ケール、ダイコンの葉、小松菜、菜の花、味噌、納豆、豆腐、油揚げ、がんもどき、ゴマ、アーモンド、ピスタチオ、

ナトリウム

ナトリウムは、人間の身体をつくるために必要なミネラルの一つで、血圧の調節、酸の中和、神経の情報伝達、栄養素の吸収・輸送などに関わっています。主に細胞の外側に存在していて細胞の内側に含まれているカリウムとの比率が「ナトリウムポンプ」と呼ばれる仕組みで一定に保たれています。

ナトリウムといえば食塩という言葉を思い浮かべてしまいますが、厳密にはナトリウムは食塩に含まれる成分の一つです。「食塩相当量(mg) = ナトリウム量(mg) ✖ 2.54」という式が成り立ちます。

ナトリウムは、細胞内にあるカリウムと連携して体液の濃度の調整や血液中にミネラル成分が溶け出すのを助ける働きをしています。 ナトリウムの過剰摂取でこのバランスが崩れると、その濃度を下げようと水分が血管内に移動し血流量が増え、結果、浸透圧との関連もあって高血圧となり、動脈硬化や心筋梗塞、腎臓病を引き起こす恐れが出てきます。 (「塩分で高血圧になるメカニズム」)

激しい運動をしたり夏の季節で大量の汗をかいたときには、ナトリウムは汗とともに流れ出てしまって体内のナトリウム量は低下している状態となります。ここでただ水分を補給してもさらに血液中のナトリウム濃度を下げてしまうことになり、濃度を元に戻すため水分を体外へ排出しようと働きはじめます。 水分補給だけではなくナトリウムなどのミネラルを同時に補えば、血液中のナトリウム濃度が戻って水分の排出作用が抑えられます。

食 品
梅干シ、紅ショウガ、味噌、明太子、タラコ、ウニ、筋子、ニボシ、メザシ、アサリ、ハマグリ、しらす干し、カットワカメ、しょうゆ、メンつゆ、ザーサイ、たくあん、しば漬、キムチ、らっきょう、カマボコ、魚肉ハム・ソーセージ、焼きチクワ、カレールウ、からし、ワサビケチャップ

マンガン

マンガンは、体内の組織・臓器に広く分布しているミネラルで、結合組織の合成や糖質や脂質、たんぱく質の代謝を助ける酵素を活性化させるなど体内の代謝に広く関わり、下垂体の機能を高めたり、各種ホルモンの分泌を活発にしたりします。

マンガンは糖質、脂質、タンパク質の代謝にはたらく酵素を構成し、タンパク質を合成してエネルギーを生み出すはたらきがあります。また、カルシウムやリンとともに骨の形成を働きかけ、骨の石灰化を促進する働きがあるため骨粗しょう症予防にも効果があります。骨や関節を丈夫にする結合組織の合成にも補酵素として関わっていてマンガンを含む酵素がなければ合成できません。

体内ではミトコンドリアの中や網膜・毛髪・皮膚色素沈着部などの色素の部分に多く含まれていて、糖質および脂質の代謝に働く酵素や活性酸素を抑えるSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)という抗酸化酵素などの多くの種類の酵素の構成成分として、成長や生殖、老化や動脈硬化などの生活習慣病を予防にも関係しています。

インスリンの合成とも関わっていて血糖値を下げる働きがあり、性ホルモンの合成に関係しているため、不足すると生殖機能や妊娠機能が低下します。

マンガンは、土壌に含まれているため動物性食品より植物性食品に多く存在する栄養素で、不足すると糖脂質代謝、骨代謝、生殖機能、皮膚代謝などに影響が及びますが、様々な食品に含まれているため、通常の食生活をしていれば不足する心配はありません。 このほかに、マンガンには細胞膜を保護する働きやイラつきを押さえる働きなどがあります。

食 品
ショウガ、パセリ、大豆、納豆、油揚げ、厚揚げ、がんもどき、玄米、小麦、シジミ、目刺し、干しひじき、干しエビ、バジル、ヨモギ、レンコン、モロヘイヤ、ミョウガ、シソ、パイン、干し柿、海苔、ゴマ、こしょう、きくらげ、くるみ、落花生、アーモンド、ココナッツ、栗、玉露、紅茶、せん茶、

セレン

セレンは、必須ミネラルの一つで生体内では酵素やたんぱく質の一部を構成し、強い抗酸化作用により活性酸素の活動を抑えて細胞の老化や動脈硬化を防ぎ、免疫機能の向上によるがんの予防効果が期待されています。また毒性が強く適正な量と過剰摂取となる量の差がとても小さいため、サプリでの摂取には十分な注意が必要となりますが、体内に有害物質が入るとそれと結合して無毒化するという働きも持っています。

体内の不飽和脂肪酸が酸化してできる過酸化脂質は、細胞組織を老化させたり動脈硬化を引き起こす物質で、動脈硬化は、脳梗塞・心筋梗塞・狭心症など多くの生活習慣病にもつながります。セレンの持つ抗酸化力は動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制します。またこの抗酸化作用はビタミンEとともに働くと、2倍以上の力を発揮するといわれていますので「ビタミンEを一緒に摂取する」ことが大事です。

セレンは、甲状腺ホルモン活性化させて基礎代謝を高めエネルギーの消費量を増やします。また交感神経を刺激する作用もあるので、全身の活動力を高めて血圧や血糖を上げたり、血液を筋肉や脳に集めることで副交感神経とのバランスを保ち、免疫機能を高めます。

ミネラルとしてはその吸収率はよく、食事による摂取で90%が腸内で吸収されます。 食事に含まれるセレンの含有量はそれぞれの土地の土壌中のセレン濃度に関係しており、濃度の低い地域では欠乏症としてさまざまは症状が出るそうですが、日本ではその不足を心配は必要はなく、むしろ過剰摂取の方に注意を払った方が良いようです。

食 品
カツオ節、マグロ、アジ、イワシ、サバ、あん肝、ブリ、タラコ、カレイ、ウナギ、ズワイガニ、カキ、サンマ、ワカサギ、ホタテ、ウニ、卵、豚肉、牛肉、鶏肉、レバー全般、ネギ、ゴマ、玄米、小麦、パスタ、カシューナッツ、マスタード


モリブデン

モリブデンは、必須ミネラルの一つで、腎臓や肝臓の中で酵素の働きをサボートし、鉄分の利用効率を上げて貧血を予防したり、老廃物である尿酸や、脂質・糖質の代謝を助ける役割を担っています。また人体にとって有毒な物質を分解する酵素の成分の一つです。

尿酸は、代謝の過程で発生する様々な物質が、体外への排泄のために分解されてできる最終老廃物です。 モリブデンは食品に含まれている痛風の原因となるプリン体を代謝して尿酸に変換するという重要な働きに関わっています。そのほか酵素の構成成分となることで、糖質や脂質の代謝を助ける働きもします。

また銅の排泄や鉄の代謝にも関わっていて、血液をつくるために必要な鉄分が不足すると、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助けて、鉄の利用効率を上げ造血を促進する働きがあります。この働きにより、モリブデンは鉄が不足して起こる鉄欠乏性貧血を予防する効果があるといえます。

食品に含まれるモリブデンの量は、その土壌でのモリブデン含有量と関係性が高いのが特徴で、土壌中のモリブデン濃度が低い地域では食道ガンになる人が多い、また、飲料用水中のモリブデン量が低い地域でも、食道ガンによる死亡率が高いという研究結果があるそうです。 現在はまだ研究が進められている段階のため、モリブデンとガンに関連性があるという証明はされていませんが、モリブデンが多く含まれる食品をバランス良く摂取することが健康につながります。

モリブデンと銅は相互に作用しあっていて、銅の排泄を促します。銅が不足すると鉄の吸収や利用効率が下がるので貧血の予防のためにもモリブデン、銅、鉄を含む食品をバランス良く摂取することが望ましいです。 モリブデンは必須なミネラルですが、微量ミネラルに含まれ通常の食生活で十分に摂取可能でこうした食品を摂取する際の注意点は「銅と一緒に摂取する」ということです。モリブデンを含む食品を摂取する場合、銅や鉄分と相互作用し排出してしまうからですそのため銅と一緒に摂取して体内の銅を減らさないようにする必要があります

食品
大豆、納豆、木綿豆腐、豆乳、がんもどき、湯葉、きな粉、えんどう豆、いんげん豆、枝豆、落花生、小豆、レバー全般、ゴマ、白米、玄米、おから、バターピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、海苔、パセリ、味噌、しょうゆ、シソの葉、

クロム

クロムは、多くの食品に含まれる必須ミネラルの一つであり、体内にごく微量存在していて、 血糖を調節するホルモンであるインスリンの働きを強める作用があり、炭水化物・脂質・糖質・たんぱく質など、体内におけるあらゆる代謝に大きく関与しています。

クロムが関わっている脂質代謝では、血液中の中性脂肪やコレステロール値を正常に保つ働きがあるため血液の流れスムーズになり、高脂血症や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の予防に期待されています。

クロムはインスリンの働きを助けて活性化し、血糖値の上昇を抑えます。 糖質が分解されてブドウ糖となり血液中に入って血糖値を上昇させると、すい臓からインシュリンが分泌されます。インスリンには、血液中のブドウ糖を細胞内へ送りこむのを促進させる働きがあるので、これが不足すると血糖値が上昇し、糖尿病を引き起こす要因となります。 クロムは、このインスリンの力を高める因子の生成材料となってその働きを助け、血糖値を下げることに貢献しています。

インスリンを合成してその分泌量を調節する働きをもった成分が亜鉛です。亜鉛の不足で出会えなかったインスリンは、その居場所を追い出されてしまうために蓄えが減っていきます。結果、血糖値を下げる作用が弱まりまってしまいます。

クロムはその吸収率が非常に低くて、0.5%に満たないそうです。 栄養素として取り入れられるのは3価クロムと呼ばれるもので、自然界に存在するクロムのほとんどがこれです。 一方、6価クロムという人工的に生産されるものあって、有毒で酸化力が強く発ガン性も指摘されている非常に危険な物質です。過去、環境汚染事件としてニュースにもなりました。

「クロムの摂取による健康被害」については明らかになっていない部分が多いため、定められているのは「推奨量」だけで「上限量」は決められていません。ちょっと恐いですが、 これはクロムに限ったことではなくて過剰摂取は何においても良くないことです。

食 品
玄米、小麦胚芽、そば、大豆、小豆、豆腐、納豆、がんもどき、いんげん豆、牛肉、豚肉、鶏肉、レバー、アナゴ、ホタテ、カキ、サザエ、アワビ、サバ、サケ、エビ、ウナギ、アーモンド、マカデミアナッツ、キノコ、ザーサイ、ココア、パルメザンチーズ、銀杏、ゴマ、ワカメ、海苔、ひじき、ホウレン草、モロヘイヤ、パセリ、パプリカ、コショウ、サンショウ、カレー一般、唐辛子

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