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【キャンプ】下るな! 登れ!! 山中で道に迷っても生き延びる!! その2

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平成26年中における山岳遭難の概況(警察庁生活安全局地域課)

全遭難者2,794人について、目的別にみると、登山(ハイキング、スキー
登山、沢登り、岩登りを含む。)が77.0%と最も多く、次いで山菜・茸採り
が11.7%を占めている。
また、態様別にみると、道迷いが41.6%と最も多く、次いで滑落が17.9
%、転倒が14.4%を占めている。

道に迷っても生き延びるというタイトルで「その1」を書きましたが、「それからどうする?」については実際やってみないと分からないというのが正直なところです。
全ての状況に当てはまるマニュアルをそれほど簡単に作成できるのならば、上記の驚異的な数字、道迷い 41.6% などはあり得ないことでしょうから。



道に迷わないために

そもそも道に迷ってからの対策より、まずは「迷わないためにどうするか」が重要です。
大自然の懐に飛び込む以上、生き延びるための基礎能力を自ら高めておくことは必要で、現在地の確認方法の基本「地形図(1/25000)+コンパス』、これらを使いこなせる能力くらいは備えておきたいところです。
地形図が読めて等高線を見れば、尾根や沢の幅の広さやふくらみ、傾斜の緩急なども分かりますし、コンパスが使えることは分岐点での進行方向の見極めには非常に役立つ技術です。
できる限り各ポイント(分岐点・滝・橋など)では、地図を広げて現在地の確認を行いましょう。

道に迷わないために-2

現在は山登りでも位置の確認のために「GPS」が普及しています。
確かに地図が読めなくても、機械を使って衛星の電波キャッチするだけで現在地の確認が簡単にでき、便利です。さらには何万円も掛けて本格的なものを購入したというなら、出来るだけ利用しまくって元を取ってやるとも考えることでしょう。

が、「GPS」は万能ではありません。
ご存じのように「GPS」は相当精度が上がっているとはいえ、誤差を生じます。街中で数十メートルずれていようと大したことではありませんが、山中でのその誤差は命に関わる問題となってきます。加えて、言うまでもなく「GPS」はただの機械ですので、故障・電池切れといった”使用不可”の状況に突如陥る可能性を常にはらんでいます。

かといって、”真の闇”や”濃霧”に飲み込まれた場合や、周りに目印となるようなものが何もない”樹海”に迷い込んでしまった場合の救助要請での現在地の報告などには、非常に役立つツールだと言えます。

ただ「GPS」を携行して利用する目的としてはあくまでも「補助」とするべきで、いつ役立たずとなってしまうか分からない機械などに命を預けることなどせず、やはり「地図+コンパス」をメインに据えるべきだと思います。


以上を前提に、現在ではスマートフォン用の便利な登山用「GPS」アプリが多数ありますので、いくつかご紹介いたします。

YAMAP

Geographica

DIY GPS

山とも

日の出日の入マピオン

雨かしら?



事前準備はしっかりと

仮に遭難・救助を要請することになったとして、その費用はどのくらい掛かるのでしょう?

警察・消防・自衛隊などの公的な捜索・救助活動については全て無料です。
ですが、山の遭難の場合はどうしてもそれだけでは手が足りずに、山岳ガイドや消防団、時には猟友会にも依頼せざるを得ず、その部分は全て実費になります。1人1日2万円~が相場だそうです。民間のヘリを飛ばそうものなら、1時間50万円~と言われています。

山中では道に迷わないほうがいいですね、やっぱり。
(ちなみにですが、海での遭難、こちらの管轄は海上保安庁なので同じく費用はタダなのですが、やはり対応しきれないので助っ人として民間の地元漁船が出ます。でも、これはあくまで善意であって、費用は掛かりません。”海で何かがあれば助けに行く”というのが海の男達の常識になっているからだとか。漁師さんってかっこいい・・)


以上ですが、繰り返しながらあくまでも一般論としての山中で迷った際の対処法です。
気象条件や体力、現場の状況、装備の内容等々でいかようにも変わってきますので、絶対なものではなく参考程度に受け止めておいてください。
大自然を相手にして、たかが人間一個人が生き延びるための完全マニュアルなど存在しませんので・・。

最後に、私がいつも何気にリュックに密かに忍ばせている物をご紹介・・。

ライト(手動発電式)、ライター、カラービニールテープ、針金、ビニール袋、ビニールひも(ここまで100均商品)、新聞紙(雑誌)、非常食・・。

実は上記の100均商品、日常生活においても忍ばせて持ち歩いています。何かの場合に何かと応用が利くものばかりで結構便利なもので。(脇のポケットにはラジオペンチとニッパーまで入ってて、過去のある場面でいきなりこれらを取り出した時は、”ドラえもんか!”とのツッコミを受けました)

ともかく、事前準備はしっかりと。



 

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