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ネット上で悪さをすると捕まる理由。情報ダダ漏れ、身元もバレバレだから。

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まずは《こちら》にアクセスして“診断”してみてください。

これが普段インターネットを利用している時に“あなたがネット上に垂れ流している基本情報”です。IPはもちろん、どこのサイトから飛んできたか、使っているブラウザは何か、”串”を刺しているのかどうか等々、普通に分かってしまいます。

以下、”IPアドレスって何?”っていうくらいの人に向けての簡単な(でもちょっとコアな)記事です。



IPアドレスって何?

現実社会において郵便で物を送ったり受け取るために必要な住所、インターネットの世界において、この「住所」にあたるのが「IPアドレス」です。
これは世界的に全てのネット利用者にそれぞれ割り当てられていて、重複することはありませんので(通常使用では)安心して送受信ができるというわけです。

さて、先程あなたが“診断”して“垂れ流している”ことが分かった情報の、「REMOTE_HOST」か「REMOTE_ADDR」をコピーして、《こちら》にアクセスしてペースト、検索してみてください。

どうでしょう? どこまで追い込まれましたか?
PCの場合なら、上手くいけば「都道府県」「市区町村」、大学やら会社からの”不正アクセス(?笑)”をしている人なら「IPアドレス割当て組織」にがっつり情報が出ているはずです。

例えば、あなたがブログや掲示板に何やらコメントを書き込んだとします。その時点で相手には、少なくとも上記の情報くらいは“ダダ漏れ”ということです。

でも、ご安心ください。
実際にIPアドレスから個人を特定できるのはプロバイダのみですので。
警察・検察・裁判所のお世話になるような悪いことをしない限り、大丈夫です。

proxyって何?

最初の“診断”のページの一番下に【判定】とあります。

判定:(未判定)
漏れ判定:(未判定)
総合評価:?(A 以上 or 生 IP。下記参照)

疑惑 ~20%:proxy の可能性もわずかにあります。

恐らくこのような感じじゃないでしょうか。

proxyというのは《proxy(代理)サーバー》のことで、本来の使い方は下図、まずは《PC1》で「サイトAを見たい」という要求を《proxyサーバー》に出し、データを得ます。

proxy-server-a

次に《PC2》で同じく「サイトAを見たい」という要求を《proxyサーバー》に出した場合、すでにデータは《proxyサーバー》内にありますので、わざわざInternetに接続する必要がなくなります。

proxy-server-b

通常通りの接続で、あちこちのPCから同時に「サイトAを見たい」という要求が来た場合、サーバーが混雑している状態になってしまって、なかなかサイトが表示されないということになりますが、《proxyサーバー》経由ならデータをすでに保存してあるので、混雑もなくスムーズにサイトを見て回ることができます。
この『ネットワークの負担の軽減』が、《proxyサーバー》の最大のメリットです。

proxyを使えば身元の偽装ができる?

上の図を見てもらえば分かりますが、《PC1》も《PC2》も直接Internetには接続していません。なので、ネット上に“ダダ漏れ”になっている情報は《proxyサーバー》のものです。
ならば、proxy経由なら身元も特定されずにやりたい放題・・? なのでしょうか。

一般には(?)、proxy(プロキシ・プロクシ)は、”串”と呼ばれています。
そして、proxyを使う、利用することを”串を刺す”と言います。

確かに串を刺せば、Internet側にダダ漏れる情報は《proxyサーバー》のものとなりますので、直接の身元は分からないということにはなります。が、「サイトAを見たい」という要求が《PC1》《PC2》からあったという記録(アクセスログ)は《proxyサーバー》側にはちゃんと残されています。
つまりはバレバレです。


以上を前提として、身元隠しという怪しげなことを発想してしまった人に、その他の串のデメリットを挙げておきます。

使える串を見つけるのがなかなか大変
串にも色々あって、身元が完全に隠せるものから、刺したメリットがないほど自分の情報がダダ漏れの串まであります。(それらをまとめてくれているサイトから選んできて設定、上記の方法で【判定】という流れになります)

逆に異様に重くなる
もしも《proxyサーバー》内にデータがなければ、Internetに情報を求めるという余計な手順を踏むことになり、ここでその能力が低い場合等には、表示だけのために異様な時間が掛かります。

サイト閲覧さえ困難な串もある
例えば、文字化け。設定でエンコードをいじってということも出来なくはない(かもしれない)ですが面倒ですし、「表示できません」というエラーもよくでます。

掲示板への書き込みは、まず不可能
大昔ならいざ知らず、今は既にほぼ、どこの掲示板でも串への対策は施されていますので、書き込むことは無理でしょう。
(仮に書き込めたところで、串のサーバーにはアクセスログが残ります)



やはり【悪いことをすると捕まる】が基本

少し前に「パソコン遠隔操作」での「誤認逮捕」の事件がありました。

警察はアクセスログからIPアドレスを特定、PCに脅迫文などの形跡が残っていたということでその4人を容疑者と断定、逮捕しておいて、結果として「遠隔操作ウイルス」に感染していたことが判明・・釈放・・謝罪というあの事件。

「生IPゲット」→「身元特定」→「痕跡発見」→「逮捕」→「やったー!」

この流れがどれだけ陳腐だったか、この記事をここまで読んでくれた人ならもう簡単に理解できるでしょう。
容疑者とされた者が、串も刺さずに皆が皆、生IPのまんまに脅迫文作成・・。
こんなあり得ない事態にも「何かおかしくない?」すらの違和感を感じる警察関係者は皆無だった、それほどにネットに関しては無知だったということです・・。


それはともかく、もはやあなたは少なくとも、

「ご入会ありがとうございました」「IPアドレス(プロバイダ)は○○です」

というような典型的なワンクリック詐欺の画面にぶち当たったとしても、鼻で笑って軽くスルーできる人になっているはずです。

“串”については検索すればいくらでも出て来ますので、興味のある方は一度試してみるのが手っ取り早いです。スパイ映画なんかでよく使われている手法の”多段串”で、架空の世界旅行を楽しんでみるというのも一興だと思いますよ。



 

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