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【キャンプ】ある日、森の中、クマさんに出会った!! どうする!?

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オオカミ好きの私としては、クマさんも好きです。
イノシシも好きだし、キツネも、タヌキも、イタチも大好きです。

なので、クマさんがニンゲンの猟友会に撃たれて殺されないために、書きます。

ヒグマとツキノワグマ

世界には8種類のクマがいます。日本国内には北海道に生息するヒグマと、本州以南に生息するツキノワグマの2種類のクマがいます。環境省の調査によると、北海道の約55%の地域はヒグマが、本州の約45%の地域にはツキノワグマが生息しています。
(WWFホームページより)

ツキノワグマ
雑食性と分類されているものの、主食は植物、ドングリやらフキ、タケノコ、キイチゴ、新芽や若葉、アリ、ハチ等々です。ただ、エサが足りなければ人の住む地域にもあらわれて、作物やら養蜂場、養魚場なども荒します。

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まずは、ツキノワグマが人間を襲って食べたりすることはないです。

では何故、度々クマ( = ツキノワグマ。ヒグマならまず命は無いと思うので)に襲われたというニュースが流れるのか。

基本、びっくりしてるからです。エサを求めて山を下りてきたらばったり人間と遭遇、驚かせやがってとイラついてというのが本当のところらしいです。
もしくは子供を守ろうとしていたり、単にじゃれついてきているだけだったり。
山中では人間の持っている食べ物のにおいに誘われてだったり、隠してある食料のそばに近づいて来たので排除だったりということもあるようです。

ヒグマ
こちらも雑食とはされていて植物を食べてはいるものの、明らかに肉食の傾向が強く、シカ、イノシシ、ネズミ、サケ、マス・・そして人間も、食べます。

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怖いのが、1度でも人を食べたヒグマは、その味をしめて繰り返し人間を襲う傾向があることです。これについて興味のある方は「三毛別羆事件」で調べてみてください。(相当ショッキングな内容ですので、耐性のない方はご注意を・・)

クマに出会ってしまったとき

元マタギ、猟師、被害者といった専門家によるクマ対策が色々見つかりましたので、これらを出典元としてまとめてみました。

● 出会った場合を考える以前に、まずは出会わないようにする。

リュック等の荷物に鈴をつけたり、笛を吹きながら歩いたり、中には花火や爆竹を鳴らしながらというはた迷惑な対応策も紹介されていますが、やはり一番いいのはラジオだそうです。人がガヤガヤと集団で行動していると思わせることができます。

● 大騒ぎしない。

ばったりならば、こちらもびっくりしているでしょうが、むこうも当然びっくりしています。
距離があるなら、むこうはまだ気付いていないということもあるでしょうし、近くても「なんだ、こいつは」とただ単に観察しているだけなのかもしれません。
ここで大騒ぎしてしまうと、そのせいでびっくりさせてしまうことになり、さらに怯えさせてしまうかもしれません。結果、怖がって逃げてくれたならいいのですが、逆に、本能的に自らの身を守るために攻撃を、となったら、これはもうしょうがないでしょう。
こんな恐ろしい《運命を掛けた究極の選択》など、やめておいたほうがいいです。

● 逃げない、走らない。

逃げると、追ってきます。
そもそも動物には、背中を向けて逃げるものに対しては追いかける本能があります。
クマは前足が短いから下り坂を走るのが苦手、出会ったらすぐに山を駈け降りろ、と聞いたことがある人がいるかもしれません。つまりは前足が短いから走っているうちにつんのめってゴロゴロ・・とか。ありえません。ディズニーのプーさんの世界での話です。
相手は山の住人であるプロです。走る速度は時速40~50km。
仮に相手が転んだにせよ、人間の山中での走るスピードは? と考えれば容易に想像できるでしょう。

● クマより大きく見せる。

両手を上げて振って、相手よりも大きく見せる。これも動物の本能の部分で、基本は自分より小さいもの、弱いものを襲います。クマは嗅覚と聴覚には優れていますが、山中、低木やら雑草で覆われているため視覚は劣っているようです。深海魚が視力を放棄することを考えるとうなづけます。クマもちゃんと相手の強さを見て感じ取っているので(実際ニュースで見聞きする被害者はたいていお年寄り)、相手よりも大きく強く見せるという手段は有効です。

● そのまま、ゆっくり後ずさり。

この期に及んでは、声も有効なようです。何でもいいのでクマに語りかけ、大きく強く見せながら静かに去りましょう。

● 木に登る。

クマは木登りが得意なので、木に登って逃げようとしてもダメ、映画「グリズリー」や外国の投稿映像で木に登って避難したのに襲われてというシーンを見るし、やっぱりムダだなと思われがちながらも、有効です。
何が何でも木から引きずりおろして食べてやる、とはならないそうです。
これはヒグマでの話。ならば、ツキノワグマならましてや。

● 子グマには絶対に近づかない。

ばったり出会ったのがカワイイ子グマだったとします。
すぐにその場を立ち去りましょう。決して近寄ってはいけません。すぐそばに親グマがいます、必ず。
これはクマに限らず、動物の子供に出会った際の注意点しては基本中の基本です。

● 死んだふりをしてみる。

いまや都市伝説と化したこの説。意外と有効かもしれません。
その際には、腹ばいになって首の後ろで手を組んで、数分間耐えてみましょう。延髄をやられると即アウトですし、ヒグマははらわたから食おうとするみたいなので。ヒグマは体長が2~3m、比べてツキノワグマは最長で180cm。何とかなりそうです。
《ツキノワグマは食べるために人間を襲わない》ということを信じて。

ちなみに、ヒグマの場合はどうなるか。
上記「三毛別羆事件」を読むとよく分かるように、動かなくなると興味を示さなくなって、エサとして引きずられて、持って行かれて隠されるようです。ズタボロになっているかもしれませんが、死んだふりのおかげで、生きてはいられるかもしれません。


ツキノワグマ
現在は絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律の国際希少野生動植物種とされている。狩猟が禁止されている地方自治体もあり一例として高知県で1986年、徳島県で1987年、四国全域・島根県・奈良県・広島県・三重県・山口県・和歌山県で1994年以降は狩猟が禁止されている。(wikipediaより)

ダメと言われりゃやりたくなる、猟友会のみなさんって撃ちたくてウズウズ・・って状態なんじゃないでしょうか・・?と邪推してしまいます。

実際みなさんが出会う可能性が高いのはツキノワグマでしょう。
クマだから何でも怖い、出会った瞬間パニックに、とならないように、クマが生活している場所に入っていく以上は「出会うかもしれない」「出会ったらこうしよう」くらいは思い浮かべながら行動してください。

クマをムダに殺させないために。



 

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