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水難事故・水の事故 泳げる人が溺れて溺死? -その2-

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泳げる人が溺れてしまう理由、前回は「錐体内出血」という「鼻から水を入れてはいけない」という話でした。

今回は海で泳げる人が溺れてしまう理由、《離岸流》についてです

離岸流とは

言うまでもなく、海岸には波が押し寄せています。

浜に打ち上げられた後は沖に戻らなければならないのですが、このとき波はどう動いているんでしょう。

普通に引き波として戻ろうとしてまた寄せてきた波に戻されてを繰り返す動き、圧力の差や地形を理由に海岸と平行に流れようとする動き、そしてどこにも行き場を失って《沖に向かっての強く流れ出そうとする動き》。

この海岸から沖へ向かおうとする強い流れのことを《離岸流》といいます。

図で見ると一目瞭然です。

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泳げない人はそもそも浜辺でパチャパチャやるか、深い場所に行くにしても浮き輪なりの自己防衛グッズでの完全装備で挑むでしょうが、泳げる人は違います。

ここに過信が生まれます。

離岸流の流れは速く、秒速2メートルくらいに達することもあるそうで、水泳の競泳で一番スピードの出るクロールが秒速2メートルほどらしいので、まともに流れに逆らって岸に戻ろうと泳いでもムダに体力を消耗するだけ、ということが分かると思います。

離岸流にも流れの強弱・規模の大小はあるものの、一般的には幅が10~30メートル、沖合までの長さが数10メートルから数100メートルといわれています。

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結局、離岸流に巻き込まれた!!どうする!?

【選択その1】  なすがまま、流されるままに浮かび続けて救助を待つ。
【選択その2】  《流れに逆らわずに》岸に向けて泳ぐ。

【選択その1】は説明するまでもなくそのまんまなので省略するとして、【選択その2】。

2番目の図を見ても明らかなように、離岸流の幅はせいぜい10~30メートルです。

泳げるというからには普通に25メートルプールを泳ぎ切るくらいはできるはずなので、流れに対して斜め45度の角度で泳いで、離岸流からの脱出を試みましょう。(“流れに対して平行に”というアドバイスもあるようですが、離岸流の強い流れにある中では斜め45度を目指すことで、結果平行に近づきます)


その他、「離岸流の発生しやすい環境」やら「その見分け方」などあるのですが、普通そんなものをいちいち指差し確認したうえで【では、いざ、海水浴】などというサムライみたいな人は現代にはいないでしょうから、省略。とりあえず画像だけ貼っておきます。

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こんなことでも、知ってると知ってないとではまさに”天と地”の差、大違いです。

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