wolf

熱中症対策の水分補給で水中毒の恐怖?

投稿日: カテゴリー

そろそろ熱中症やそれに伴う脱水症状が心配される季節になり、ニュースでも熱中症関連の事故などが取り上げられ、天気予報でもその予防を呼びかけています。

“脱水”なんだから《水分をたっぷり摂取しておけば安心》かとなるとそうではなく、逆にそのせいで重篤な症状を引き起こすことがあります。

水中毒とは?

水中毒とは、言葉そのまんまで、大量の水を摂取することによって血液中の塩分(ナトリウム)の濃度が急激に薄まり、低ナトリウム血症などの症状があらわれて身体機能の低下を引き起こしてしまうという中毒症状のことです。
(少々話はずれますが、みのもんた氏って訴えられてたんですね。
「お年寄りは脱水症状になりやすい。毎日2リットルの水を飲むこと」
「お茶などの飲み物とは別に」って・・)

水中毒の症状

軽症の場合、だるさ、息切れ、めまい、頭痛、吐き気、手足のむくみ、こむらがえり等で、重症となると、意識障害、脳浮腫、肺水腫、けいれん、こん睡、呼吸困難、意識障害、最悪の場合は死亡、です。

過去の例で言うと・・
2002年のボストンマラソンにおいて、あらかじめ採血を依頼したランナーを対象に調査した結果では、対象者の 13% に「低ナトリウム血症」が見られ、このうち重症だったのが 3 人だったそうです。この発症率をレース参加者全員(15,000人)に当てはめると、低ナトリウム血症になり得るランナーは 1,900 人、重篤例は 90 人規模ということになります。かなりの高確率ですよね。
(参考 : 「マラソンレース中の適切な水分補給について」)

2007年、米ラジオ局が任天堂の「Wii」を景品として開催した水飲みコンテストに参加した女性が水中毒で死亡しました。飲んだ水の量は「3時間で2ガロン」とあるので、約7.57Lですね。最終的に2位だったというのも・・。
(参考 : 「Wii景品の水飲み大会で死亡女性、米裁判所が15億円の賠償金支払い判決」
関連 : 「Jury Rules Against Radio Station After Water-Drinking Contest Kills Calif. Mom」
「Jury awards $16 million to family in fatal radio prank [Updated]」
)

水中毒に至るメカニズムについては、体内におけるナトリウムの役割を調べてみるとよく分かるのですが、今回のテーマとは外れますのでまたの機会に・・。
(ただでさえとことん調べまくるためになかなか記事が進まず・・しかもあれもこれもと詰め込んで長くなりすぎる傾向にありますので・・。興味のある方は「Na 役割」「Na欠乏症」のキーワードで検索してみてください)

結局、どうすればいいの?

通常の生活を送っている人なら、”何も気にせず”水分を充分に補給しましょう。(常識の範囲内で・・)

健康な人で1日に摂取する水分はせいぜい1~2リットルです。
しかも、塩分抜きで水だけを摂取し続けることなど、普通は無理ですから。

では、通常ではない、汗をかきまくるような生活をしている人ならば?

(すでに1500文字を突破してしまったので、急遽、第二弾を作成することにします・・)

 

関連記事:

Facebook にシェア
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です